【ネタバレ注意】コンフィデンスマンJPプリンセス編は関水渚がすごく広瀬すずに見える映画だったよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はコンフィデンスマンJPの劇場版第2作プリンセス編。
特に主演の長澤まさみはMotherが公開されてからまだ間もないというのにもう本作が公開され今ノリに乗っています。
そんな長澤まさみを筆頭に、いろいろ世間をお騒がせした東出昌大や名俳優の小日向文世などバラエティーに富んだ面子が奏でるコンゲームはどんな出来になっているのか。
早速書いていきます。
コンフィデンスマンJPプリンセス編ってどんな映画?
それではコンフィデンスマンJPプリンセス編の概要を簡単におさらいしていきます。
マレーシアにある伝説の島ランカウイ島。世界有数の大富豪、フウ家の当主であるレイモンド・フウが亡くなった。彼が残した遺産は、10兆円にも上ると言われていた。レイモンドの子供であるブリジット、クリストファー、アンドリューは遺産を狙って熾烈な争いを繰り広げた。そんな中、執事のトニーが相続人を発表した。それは、隠し子の「ミシェル・フウ」だった。
ミシェルのことは誰も知らず、顔さえ分からない状態だった。世界中にいる詐欺師達は10兆円を狙いランカウイ島に集まった。そこには、天才恋愛詐欺師のジェシーや詐欺師のスタアの姿もあった。信用詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードも10兆円を手に入れようと、フウ家に潜入する。果たして、10兆円を手にするのは誰なのか!?
今回は10兆円の資産を狙っていろいろな詐欺師たちが集まる今作ですが、その主役ダー子を演じるのはもちろん長澤まさみ。
デビュー当時は清純派女優で売っていた彼女ですが、近年ではモテキやMotherなど多様な役を演じて女優としての幅を広げています。
個人的にはセカチューから彼女を観てきたのでなんか大人になったなあとしみじみ感じております(なんかおっさん感がすごいですが笑)。
ダー子の相方であり主人公の一人であるボクちゃんを演じているのは東出昌大です。
なんかプライベートではいろいろあったみたいですが、ちゃんとボクちゃんを演じてくれているのでしょうかね。
そして、百戦錬磨のコンフィデンスマンでありダー子やボクちゃんと共にお金をだまし取りまくっているリチャード役は小日向文世が演じています。
まあ名脇役なんで出演している映画の数もかなり多く、それこそHEROだとかマスカレードホテルとかAlwaysなんかに出演されているので、皆さん絶対にどこかで一度は観ていると思います。
この顔見ると安心するんですよね!
そして、この映画の影の主人公でありサブタイトルにもなっているプリンセス編のプリンセスを演じているのが関水渚になります。
映画を見てる間、ずっと広瀬すずに似てるなあと思ってみてました。
もう区別がつきません(発言がおっさん)。
その他にも豪華キャストがぞろぞろと登場します。
主人公ダー子の宿敵であるやくざを演じるのは江口洋介。
相変わらず渋いですね。
主役3人以外にもさまざまな詐欺師が登場します。
まずはハニートラップの達人を演じる広末涼子。
なんかすごくきれいなお姉さんに成長しましたね。
こちらもハニートラップの達人。
今は亡き三浦春馬です。
いい俳優を失ったものです。
さらにダー子の師匠役には竹内結子。
まあ彼女に関してはこの作品についてのコメントは特にないですね(笑)。
そのぐらい印象が薄かったです(なんで紹介したんだ!!)。
他にも北大路欣也や柴田恭兵、ビビアン・スー、前田敦子、濱田岳、石黒賢、デヴィ夫人なども出演しています。
もう多すぎるので以下割愛です(てきとう(笑))。
てかビビアン・スーってまじで久しぶりにみたわ。
ということで鑑賞後の感想をネタバレありで書いていきます!
豪華キャストによるお祭り映画
まあ端的に言っちゃうとこれなんですよね。
コロナウイルスを吹っ飛ばせ的な、雰囲気でどんちゃん騒ぎしまくるお祭り映画に仕上がっています。
またこれでもかというほど、豪華ゲストが出演しています。
なんといってもデヴィ夫人まで出てくるんですからね。
マジでそこデヴィ夫人要素いる!?って感じてしまうほど無理やり押し込んでいます。
またこれまでテレビシリーズや前作の映画で登場してきたキャストもふんだんに詰め込んでいます。
まあ、そんな感じの映画になっているのであんまり考えずにわいわいしているのを観たい人にはお勧めです。
ただ、テンションが高い映画や安っぽい演出が嫌いな人にはおすすめしません。
この映画のメッセージ性はすごくよかった
「本物も偽物もない、信じればそれが真実」
これがその映画の主題になっています。
そもそもこの映画は全く身寄りのない女の子が大富豪の隠し子のふりをして、大金持ちの家族の中に紛れ込み資産を手に入れようとする、というのが本筋です。
その身寄りのない子こっくりを演じているのが関水渚です。
もう30過ぎのおっさんからしてみたら広瀬すずと全く見分けがつきません(笑)。
そんな彼女が長澤まさみ演じるダー子にそそのかされて、亡くなった大富豪レイモンド・フウの隠し子ミッシェル・フウとして屋敷に潜入し遺産を狙います。
しかもダー子はミシェルの母親でレイモンドとかつて愛し合った仲と嘘を言ってこっくりと一緒にフウ家に潜入することに成功します。
そんな中で、大富豪の本当の兄弟たちにいじめられながらも大富豪の家督を継ぐために座学や礼儀作法、テニスなどのスポーツを学んでいきます。
そしてその過程で本当の子供たちが本当は自分のやりたいことがあるのにフウ家という看板が彼らの本心の足かせになり本当にやりたいことをやれていないという事実が分かってきます。
その時点ではダー子はフウ一族の家宝を盗んでこっくりと一緒に逃げるつもりでした。
そんな中、こっくりがフウ一族の家督を継ぐことを祝うパーティの場でフウ一族に恨みを持つ男が爆弾をもって乱入してきます。
そこでこっくりは本当のレイモンド・フウの子供たち以上にフウ一族の名前に恥じない振る舞いをしてみせ爆弾男の説得に成功します。
まあ、自分がフウ家の人間だと信じ込みすぎてそれが行動にも現れた結果です。
そしてその姿を見たダー子は、こっくりと脱出することをあきらめて彼女にフウ家として生きることを促します。
そして不覚にもそこで泣いてしまった!!
やっぱり年をとって涙腺が緩くなっているんでしょうかね。
というのも、そこまでの過程でこっくりがフウ家にふさわしい人になろうと頑張ったり彼女の人を思いやる優しい心がにじみ出ているシーンがたくさんありすごく感情移入をしてしまったからです。
こういう頑張れば出生は関係がなく何者にでもなれるというポジティブかつリベラルな考えも非常に良かったです。
しかしコロナで暗い話題しかない今だからこそ、こういう明るい映画が刺さったのかもしれません。
まあこれが違う時期だったら、この映画もワンオブゼムで終わっていたでしょうね。
伏線とかがすごく見え透いている感じが非常に残念
この映画は基本的に人をだます過程を描いているので序盤から随所に伏線を張っています。
普通伏線は最終的に回収されて、ああこういうことだったのかとなるんですがこの映画に関しては大体の伏線が見え透いていて(いい意味でいえばわかりやすくて)展開が読めるんですよね。
僕の個人的な意見としては、その伏線が何を意味するのかその時は全く分からないけど後になってそういうことかって驚かされるのが一番いい伏線の回収の仕方だと思っています。
しかし、今作ではこういう展開に絶対になるだろうって容易に予想できる分かりやすい伏線を張って、そしてその予想通りに展開していきます。
というか前作でも見たような既視感があるパターンしか出てきません。
冒頭で、遠い昔にフウ一族にお店をつぶされたおっさんが復讐を誓う場面を見たときはあとで絶対に殺しに来るだろうなっていうのが分かりましたし、着ぐるみを着た殺し屋にダー子とジェシーとぼくちゃんが殺された時も絶対に殺し屋の中身が入れ替わっていて全員死んだふりをしてるんだろうなっていう顛末が予測できましたしね。
(前作の映画でもこれと全く同じパターンの場面があったはず・・・・)
もちろん、展開が予想出来ても面白いなって思うときもあります。
こういう展開に絶対なるだろうなって予想しておいて、予想通りになったときにやった!!当たったぜ!!とカタルシスを感じることが出来れば面白いと思うことが出来ます。
しかし、今作ではそれがなかった...。
理由として映画の雰囲気が軽いので絶対にバットエンドにはならないだろうなっていうのがわかったのと、前作と展開がほとんど一緒だったという点が挙げられます。
そこはもう少し捻った違うパターンを見たかったです。
まあフジテレビ制作の映画でそこまで求めるのも酷かもしれませんが(笑)。
まあ色々書いてきましたが、そんなに考えずに純粋に映画を楽しみたい人にはおすすめです。
ということで今回はここまで!!
ではでは!!