【ネタバレありで】スパイダーマン:ファー・フロム・ホームはエンドゲームの続きとして非常にいい出来だったのでおススメ出来るよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はスパイダーマン:ファー・フロム・ホームです。
アベンジャーズ・エンドゲームの興奮からまだ冷めてきっていないタイミングでMCUの続編が公開です。
今作はエンドゲームとは異なり公開前から、ガンガン情報を公開していました。
アイアンマンの意思を継ぐのはスパイダーマンだ、とか別世界から来たミステリオと一緒にエレメンタルズという怪物を倒すなど、観る前からかなりの情報が公開されていました。
なんか今回は内容ガンガン公開してくるな、と思って観に行ったのですが正直驚きの展開だったので、早速書いていきます。
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホームって?
- どんな人にこの映画がおすすめか
- スパイダーマンは親愛なる隣人からスーパーヒーローに変われたのか?
- ミステリオという今までにない形のヴィランが非常に新鮮だった
- スパイダーマン特有の甘酸っぱい恋愛が観れるのもおススメポイント
スパイダーマン:ファー・フロム・ホームって?
気になるあらすじは下記です。
アベンジャーズ達は全宇宙の生命を守るため、タイタン星人サノスと激しい戦いを繰り広げた。その結果、アイアンマンとして活躍していたトニー・スタークが亡くなってしまう。 高校生のピーター・パーカーはスパイダーマンとして活躍していた。だが、トニーを失ったショックから、未だ立ち直ることができないでいた。仲間に支えられながら警察の手助けをしていたある日、元S.H.I.E.L.D.(スーパーヒーローを管理する国家組織)長官のニック・フューリーが接触してきた。 ニックと会いたくなかったピーターは逃げた。だが、彼から逃げ切ることなどできなかった。ニックはピーターに、ベックという名の男を紹介した。ベックは異次元の世界から来ていた。 世界に危機が迫っており、ピーターは戦いの場に駆り出される。しかし、ピーターは自分に自信がなく、好きな女の子と平穏に夏休みを満喫することを望んでいた。果たして、ピーターは覚悟を決めて世界を守ることができるのだろうか!?
アベンジャーズとの激しい戦いの影響がまだ残っている世界で、ピーターがスパイダーマンとして成長する姿を今作では描いています。
そんなピーターを演じるのは、ご存知トム・ホランド。
まだ23歳なんですね。
スパイダーマン役で一気にスターの仲間入りし、これからの活躍が楽しみな俳優です。
そして今回はニック・フューリーも出てきます。
演じるのはもちろん、サミュエル・L・ジャクソン。
もう彼も70歳なんですね。全然そんな風には見えないですが。
エンドゲームでは一言もしゃべらなかったので、今作の活躍に期待です。
ヒロインのMJを演じるのは、ゼンデイヤ。
彼女もスパイダーマンで一気に知名度を上げた俳優ですね。
そしてピーターの親友ネッド役を演じるのは、ジェイコブ・バタロン。
彼もスパイダーマンで一躍有名になった俳優の一人。
そして久しぶりの登場となるマリア・ヒル。
演じるのはコビー・スマルダース。
SHEELDの凄腕エージェントを演じている彼女。久しぶりに活躍を観れるのが楽しみです。
最後に今作の肝となるミステリオを演じるのはジェイク・ジレンホール。
まさかこんな名優がスパイダーマンに参加するとは。
ナイトクルーラーやデイ・アフター・トゥモローなどに出演しています。
今作ではこのミステリオがストーリーのカギになります。
映画に概要について書いてきました。
では早速内容について書いていきます。
どんな人にこの映画がおすすめか
まず最初に言っておくと非常に面白かったです。
その上でこの映画をおすすめ出来る人は、
マーベルファンの方々
甘酸っぱい恋愛・青春映画を観たい方
ですかね。
逆にSFやファンタジーが嫌いな人やマーベル映画を一作も観ていない人にはおススメできません。
スパイダーマンは親愛なる隣人からスーパーヒーローに変われたのか?
この映画のメインテーマが見出しですね。
僕がこの映画を気に入った理由の一つは、スーパーヒーローに変わる過程を丁寧に描けていたことです。
今作でピーターはクラスメートのMJに夢中でヨーロッパ旅行中に、どうしても告りたいという想いをめぐらせます。
しかし、現実はピーターの思い通りにさせてはくれません。
次々と現れる新たな脅威。スパイダーマンを頼りにする仲間からの要望、アイアンマンの意思を継いでほしいという周りの期待。前作のエンドゲームで全宇宙を命運をかけた戦いに身を投じた結果、親愛なる隣人から世界規模で平和を守るヒーローとしての働きを期待されるようになってしまいました。
それは本人にとっても全く予期せぬことでそれらのプレッシャーから逃げ出して、シンプルに恋焦がれる同級生と一緒にいたいピーター。
その姿は、非常にじれったく、何やっているんだ!!しっかりしろ!!と思わず声を挙げて応援したくなってしまいます。
しかしそこまではまあ予想通りの展開です。散々CMでもやっていましたから、普通の生活とヒーローとの生き方の間で悩むんだろうなってのは予想付くわけです。
問題はどういうプロセスを経て、ピーターはヒーローとしての自覚を持つようになるのでしょうか?
それがよき理解者でありヒーロー仲間だと思っていたミステリオの裏切りです。彼を信用しきっていたピーターは彼にトニーの形見である人口知能イージスを搭載したサングラスを渡してしまいます。
そこでピーターは自分のミスで多くの人に被害が及ぶという責任感からヒーローとしての自覚していきます。最初はフューリーに呼ばれて嫌々ミッションに参加していたんですが最終的にはヒーローとして自らの意思でヴィランと戦おうとする姿を見せてくれます。僕は前半でもどかしい想いをさせられていた気持ちが、後半で一気にカタルシスとなって昇華されました。特に後半、ピーターが新しいスパイダースーツを作る姿は、トニーがアイアンマンのスーツを作っている姿を連想させます。
ここでアイアンマンを全作観ている人(もちろん僕もですが)、胸が熱くなってしまうポイントなんですよね。
そして映画の最後にピーター・パーカーがスパイダーマンだと全世界に発信されるという、映画アイアンマンの最後にあった下りに合わせてくるあたり、本当にマーベルには毎回驚かされます。
ミステリオという今までにない形のヴィランが非常に新鮮だった
他にこの映画でよかったと思う点として、ミステリオの描き方があります。
ミステリオは、最初にピーターやフューリーたちと共にエレメンタルズという怪物たちを倒していきます。
ところがどっこい、中盤で実はエレメンタルズは全てミステオリオが最新のVFXで作った映像であることが分かります。そしてエレメンタルズとミステリオの戦いもすべて作られていたのものだということが明かされていきます。
ミステオリオの正体は、その昔トニーインダストリーで働いていた技術者であり、自分の技術を馬鹿にされ解雇された過去を持っていました。
そんな彼の狙いは、トニー亡きあとのアイアンマンに変わるヒーローになることでした。その手段としては彼がとったのが怪物とヒーローを自作自演で演じることです(笑)。
トニー、またお前のせいでなんかよく分からんサイコパスが出て来たよ(笑)。
このミステリオの目的がなきアイアンマンに変わってヒーローになるという、今までのヴィランと違うところがとても新鮮でした。
でもこれってよく考えたらめちゃくちゃ、作り手からしたら挑戦的なことなんですよね。
だってミステリオがやっていたことは、私たちの世界で映画の製作者たちがやっていることそのものですから。なのでミステリオを否定するってことは、自分たちがVFXで作りだしてきたヒーローを半分否定するようなものなんですよね。
なんだか、自分たちが今まで観てきたヒーローがすべて作り物だという現実を突きつけられた気分がして非常に衝撃的でした。
それでも人は観たいものを観るので、みんなヒーローを欲しているってことなんでしょうね。
そういう意味でミステリオというヴィランは今までのMCUシリーズに喧嘩をうる存在であり、スパイダーマン的には必ず倒さなければいけない敵でしたね。
しかし、死してなおピーターがスパイダーマンだということを世界中にばらすあの執念深さ、やばいですよね。そこが非常に魅力的でした。
ジェイク・ジレンホール最高ですわ。
スパイダーマン特有の甘酸っぱい恋愛が観れるのもおススメポイント
今作ではスパイダーマン特有の甘酸っぱい恋愛模様が描かれます。
なかなかMJに想いを告白できないピーターや、不器用にピーターに接してしまうMJが非常に愛らしいです。
全く若いっていいですな!!
前回に比べてMJの表情も非常に豊かになっており,若者たちの恋愛模様を楽しみたい人にもおススメの仕上がりになっています。
最後に二人がくっつくっていうのも最高ですしね。
ということで今回もいろいろ書いてきましたが、予想を超える出来で非常に満足でした。
次のMCU作品は来年までないみたいなので、当分は何を目標に生きていけばいいのか分かりません。早く続きが観たいです。
今回はここまで!!!
ではでは!!