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【ネタバレしちゃうぞ】ファーストマンはデイミアン・チャゼルの映画の中で最悪の出来だったよ~

どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。

今回はファーストマンという映画について書いていきます。

いや~、なんといっても今作はララランドでアカデミー賞を受賞したデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ映画です。

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人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロングの人生に焦点を当てた映画です。

チャゼルさん、そんな大作っぽい映画なんて撮れるの?

という不安と期待を抱きながら観て来たんですが…。

早速書いていきますわ。

 

ファーストマンってどんな映画?

 あらすじは以下のような感じです。

人類がいまだかつて足を踏み入れたことのない未知の領域、月面着陸の任務を託された実在のNASA宇宙飛行士アームストロングの視点を通し、その偉業と真実の姿を描く。 月面着陸に挑むだけでなく、人類の偉大な一歩を歴史に刻んだアームストロングの壮絶な飛行体験とその人生、生命に関わる重大な未知の計画だと理解していながらも、彼をそばで支える家族たちの闘いを、圧倒的なリアリティと臨場感のある映像で表現する

 引用

映画『ファースト・マン』あらすじ・キャスト・原作情報・予告編【『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル×ライアン・ゴズリングの最新作!】 | FILMAGA(フィルマガ)

 

人類で初めて月面に着陸した、ニール・アームストロング船長を題材にした伝記映画になっています。

 

そんな実在した人物を演じていたのは、ライアン・ゴズリング。

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ラ・ラ・ランドやブレードランナー2049など最近話題の作品に出まくってます。

僕自身はこの方を知ったのは最近なんですが、キャリア20年以上の大ベテランなんですよね。

恐るべし!!ライアン・ゴズリング。

 

 

 

そしてニール・アームストロングを支える妻役をクレア・フォイが演じています。

www.instagram.com

 

最近では蜘蛛の巣を払う女でパンクな雰囲気のリズベットを熱演しています。

www.yoshikunnoblog.com

 

この人の存在感が今作では輝いていましたね。

ゴズリングつぶしでしたわ。

 そして今作の監督はデイミアン・チャゼルという人です。

前作ラ・ラ・ランドでアカデミー賞を獲っている鬼才です。

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とうことで早速内容について書いていきます。

 

デイミアンさんの作品としてはイマイチなんですよね

 個人的にデイミアン・チャゼルの映画は全部好きです。

セッションもラ・ラ・ランドも。

セッションなんてつるっぱげの鬼畜教師に苛め抜かれた主人公が、そのハゲを告発して復讐するカタルシスやそのあとのハゲの復讐の絶望感とかがビンビン伝わってきてめっちゃ面白かったんですよ。

 ラ・ラ・ランドもただの甘酸っぱい恋愛模様を描いたと思ったら最後にいろいろな解釈が出来るラストと、いつまでも頭の中に残る音楽が最高だったんですよ。

ラ・ラ・ランドを観てから2年ぐらいたってますけど、今でも音楽口ずさんでしまいますもんね。

 そんな衝撃的な作品を二つも作っているデイミアンの監督作品なのでかなり期待度着て観に行ったんですよ

しかも今回は宇宙を題材にしてるってことでどんな表現をしてくるんかなってね。

それが蓋を開けてみれば、どっこい。

めちゃくちゃ平坦。

もうね、フラット35ですよ。家は買わないけど。

すごく抑揚がない印象を受けました。

おそらくライアン・ゴズリングのあの無表情さがあかんのかったんでしょうね。

ラ・ラ・ランドのときはそれがめっちゃ良かったんですよね。何考えてるんやろ?

どう考えてるんやろ?って気になったんですよ。

だから見終わったあとに一緒に見に行っていた彼女にああでもない、こうでもないって議論できたんですよね。

でも今回はなぜか全然どう考えているかわからなかった。

というかどう考えているか知りたいと思うほど興味が惹かれなかったといったほうが正しいですね。

前回のラ・ラ・ランドは恋愛をテーマに扱っていました。

なのですごく想像しやすかったんですよね。今こう思っているんじゃないか?とかね。ただ今回は人類初の月面着陸というお題が僕にとって特殊解すぎて全く感情移入ができませんでした。

そんな特殊解をライアン・ゴズリングのあの無表情な顔から読み取るのが正直苦痛でした。

たんなるクールなおっさんっていう印象しか受けなかったので、なんか少し残念と思ってしまいました。

 

クレア・フォイがマジでいい演技してたよ

ゴズリングが全く表情を露わにしない代わりにクレア・フォイがすごく表情豊かに妻役を演じていました。

この二人は対象的な性格をしていましたね。

黙々と仕事に没頭するアームストロングとそんな夫と子どもたちが心配でたまらない奥さん。死と隣合わせである宇宙飛行士にも関わらず死と向き合おうとしないアームストロングに怒りを露わにしたり、月から帰ってきた彼を優しく見つめたり様々な表情を見せてくれます。

 

何がきっかけで主人公は娘の死を受け入れたのか?

 物語の大まかな流れとして、映画の序盤っで主人公の愛娘が病気で亡くなります。

そしてその死を引きずりながら月を目指します。

そんで最後に月にたどり着くんですが、そこで主人公が娘の形見を月の置いていくんですよ。

最初僕はその行動を主人公が、娘の死を受け入れるためにとった行動だと思っていました。ずっと引きずっていた大事な人の死というものから逃げてきたことに対して、娘の形見を捨てることによって自分が避けてきたものと向き合った。

なのでこの映画は、ニール・アームストロングが月面着陸を通じて人間的に成長する物語を描いています。

でも月で主人公がその境地に至った経緯がよく分からないんですよね。

なんかあったのか?

月から見た地球がめっちゃ綺麗すぎたんですかね?

それを考える判断材料が無さ過ぎなんですよね。

唐突すぎるんですよね。そしてライアン・ゴズリングの無表情もここで効いてきますし。

チャゼルさん、あんた生粋のSですね。

 

 

まあいろいろ書いてきましたけど、今回の作品はあんまりお勧めしません。

セッションやラ・ラ・ランドの方が断然お勧めです。

 

ということで今回はここまで!!!

ではでは!!