【ネタバレありの感想】アクアマンってジャスティスリーグ関係なく単独でやっていけばいいと思う件
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
いや~、観てきましたよ。
アクアマン。
DCユニバースの作品第6作品目。
ここ最近はアベンジャーズ一色でDCってやってたっけ?というノリでしたが海の向こうではアクアマンがすごい人気が出ているみたいですね。
ジャスティスリーグでは、ラーメンに添えられているメンマぐらいの存在感しかなかったあの男が今回単独映画の主演になってどう魅力を出してくるのか?
ということで早速書いていきます。
そもそもアクアマンってどんな映画?
そもそもアクアマンってどんな映画でしょうか?
人間として育てられた、海底王国アトランティスの末裔にして、サメをはじめ海の生物すべてを従えて戦うことができる男、アクアマン。地上を超える未知の文明をもったアトランティス帝国が、人類の支配を狙い侵略を始めたとき、彼が守るのは――地上か、それとも海か。
海底人が地上に攻撃を仕掛けてくるとき、アクアマンが立ち上がる。
正統な王の血を引く後継者が、王国を乗っ取って地上を征服しようとしている異父京大を打ち倒すという、まさに映画の王道をいくストーリーになっています。
そんなアクション映画の王道を作製したのは、ジェームズ・ワン監督。
この監督、デビュー作はあのホラー映画のSAW だっていうんだから驚きです。
全然デビュー作と雰囲気違うやん。
そんな監督がワイルド・スピード スカイミッションなんか撮ってしまうんですからね。
人生とは分からないものです。
そして主人公アクアマンを演じるのは、ジェイソン・モモア。
ジャスティスリーグでアクアマンを演じていた俳優が続投です。
雰囲気がいかつすぎます。
漢を感じさせます。
マジで抱いてほしいぜ!!
ヒロインのメラ役を演じるのはアンダー・ハード。
作品中よりも普段の姿の方が全然綺麗です。
そして今回の敵役で主人公アクアマンの弟役を演じるのは、パトリック・ウィルソン。
特攻野郎Aチームや、プロメテウスなどかなり多くの作品に出演している名脇役。
そして今作に出演している名脇役といえばウイリアム・デフォー。
今作では、アクアマンの修行を手助けしたりアドバイスをするよき理解者バルコを演じています。
個人的にはスパイダーマンのゴブリンやスピード2など悪役のイメージが血が強いですが、今回は珍しく善人の役です。
他の映画に比べるとキャラがそんなに濃くないかなという印象です。
そして今回忘れてはいけないのがブラックマンタです。
演じるはヤヒヤ アブドゥル=マティーン2世。
このブラックマンタという登場人物。
全く知らなったんですがめちゃくちゃキャラが立っていてすごく気に入りました。
スターウォーズでいうと、ボバフェットみたいなポジションです。
ブラックマンタのおかげて二割ほど映画が面白くなっているといっても過言ではありません。
ということで本編について熱く語っていきます。
どんな人におすすめか
この映画はこんな人におすすめ。
・映画を観てすっきりしたい人
・冒険やアクションが好きな人
・アメコミが好きな人
てなところですかね。
スターウォーズやインディージョーンズ、バーフバリとかが好きな人はこの映画もきっと好きになるはずです。
またこれまでのDC映画と関連がありつつも、全く他の映画が知らなくても楽しめる作りになっているのが特徴です。
これぞハリウッド映画という要素をふんだんに使いすぎ
この映画ね、しょっぱなからラストまでほとんどバトルシーンなんですよ。
それこそこれでもかっていうぐらいドンがらがっしゃーんって水中で戦いまくります。
実写版ドラゴンボールかってぐらいにぶつかり合うは、猛スピードで移動するは海底の岩を砕くはでもうやりたい放題です。
カメラアングルが360°回転しながら映し出される格闘シーンはマトリックスでネオがエージェントスミスと戦っているシーンを彷彿させてくれます。
他にも海底世界でいろいろな種族が戦争をおっぱじめるシーンはスターウォーズやロードオブザリングですし、最強の武器を探しにいろいろな場所に赴き謎を解いて物語を進めていくのはインディジョーンズです。
そしてストーリーの主軸にはなっているのは、主人公で海底王国アトランティスの王女の子供であるアクアマンが、地上の侵略を目論む弟を倒して王座を奪還する過程です。これはもうバーフバリそのものなんですよね。
ただ残念ながらスライディング土下座がありませんでしたが(笑)
そんな既視感が結構あるのがこの映画のストーリーなんですが全然退屈じゃないんですよ。
その理由として分かりきったストーリーもそんなに気にならないくらい、映像がやばいんです。
そうやばいんです。
語彙力無くてすいません。。。
今作では海底世界をこれでもかというほど幻想的に、それでいて独特の雰囲気を醸し出しています。
特に今回は海中がメインなのでエメラルドグリーンの海が常に背景にある中での戦闘になります。
そんな色鮮やかな舞台で、グラディエーター張りの緊迫した決闘シーンやワイルドスピード仕込みの乗り物アクション、そしてスターウォーズを彷彿させる戦争シーンはまさに圧巻です。
ただ地上の人々が海を汚しているから地上を襲うと海底人たちが言っていた設定は蛇足だった気がします。
その設定は地上を侵略する動機付けだけのところでしか出てこなかったし、最終的になんの伏線にもなってなかったのでね。
ブラックマンタのキャラが最高
この映画で特に忘れてはいけないのがブラックマンタです。
こいつは今まで観てきたアメコミ映画の中で一二を争うぐらいダサいです。
こいつは普通の人間なんですが、父親と海賊を生業としている悪党なんですよ。
普通に襲った船の乗組員とか平気で殺すしね。
最低なやつなんです。
そんで船を襲っているところをアクアマンに邪魔されてしまいます。
その時に父親を事故で亡くしてしまってアクアマンを逆恨みしており最初登場したときは器の小さい奴と思っていました。
そのときは写真にあるような、くそダサいスーツは着ていませんでした(笑)。
それが海底人の技術をもらい、さらに自分で改造してこんな頭でっかちなスーツにしてしまうんですが地味に強いんですよね。
センスなさすぎでしょ。
DA PUMPのUSAばりにださかっこいいんですよね。
しかもしつこいし。
粘着質のメンヘラかよ?
本人は一生懸命なんですがどうしても笑ってしまいます。
こいつはエンドロールの後にも出てきたので絶対に続編にも出てきますね。
正直キャラが経ちすぎていて、今作品の本筋の悪役であるオームが印象薄すぎてかすんでしまいまいたね。
ただ原作ではブラックマンタはアクアマンと全然違うかかわり方をしていたみたいです。
アクアマンとブラックマンタの果てしない戦いは、何年も繰り返されてきました。それら戦いによってお互いに傷つけあい、互いに持っている憎しみを強めてきました。 ある戦いでは、戦いの最中にアクアマンの父親が致命的な心臓発作を起こします。その後アクアマンは仕返しをしようとヴィランを追い詰めますが、その行為が原因となりアクアマンはブラックマンタの父親を思いがけず殺してしまいました。
今作は原作ほど複雑でドロドロしていないのでそこらへんは設定を変更してよかったです。
というかジャスティスリーグとか関係なくていいんじゃない?
この映画はDCユニバースを一部でバットマンやワンダーウーマンと共にジャスティスリーグを結成します。
結成したときのことを描いた上記映画ではアクアマンも出演していますが、バットマンやスーパーマンに比べて全然活躍も少なかったですし、全然魅力が伝わってこなかったです。というかどんなやつかすら分からなかったんですが、今回の単独作品でやっと本領発揮できて安心しました。
というか前回のジャスティスリーグよりも全然面白かったのでもう単独でやり続けたらいいんちゃうかな、と思います。
というか単独映画でちゃんとキャラクター描いてからジャスティスリーグみたいなヒーロー集合映画作れよDC、ってなりますね。
そういう点ではマーベルは作り方がマジでうまいです。
映画一本だけではなく、映画同士が織りなす世界観の構築の仕方が非常に緻密で精工なんですよね。
DCユニバースがシリアス路線から離れていったのはそれはそれで残念
今作のアクアマンは他のDCコミックスのヒーローたちと世界観をともにするDCユニーバースの一部になります。
しかし当初の作品は暗い雰囲気のものが多かったです。マンオブスティールやバットマンVSスーパーマンなど。
その路線は完全にノーラン版ダークナイトを意図して作られたものなんですが、興行的に成功しなかったんですよね。
なのでワンダーウーマンやジャスティスリーグ、そして今回のアクアマンは競合であるマーベル映画に似せてコミカルな路線に変えてきました。
それはそれでなんか個性がなくてさみしいなと思う僕は我儘なんでしょうかね。
とはいってもダークでシリアスな路線はそんな面白くないんですがね。
やっぱりヒーローものは観ていて明るい気分にならないとね。
ということでいろいろ書いてきましたが今回はここまで!!!
ではでは!!