【ネタバレするけど前作より良かったと思う】蜘蛛の巣を払う女はアクション要素が多めでアラサーサラリーマンの僕からしたらあっさりしてたよー
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回は【蜘蛛の巣を払う女】。
この【蜘蛛の巣を払う女】、2011年に公開された【ドラゴンタトゥー】の女の続編になります。
前作のドラゴンタトゥーの女、見たんだけどどんな内容か全く覚えてねえ~。
でもキャラがみんな濃くて、印象には残っている(適当)。
ということで前作の知識なしでも楽しめるかどうか、書いていきたいと思います。
そもそも蜘蛛の巣を払う女ってどんな映画?
気になるあらすじはこんな感じ。
特殊な映像記憶能力を持つ天才ハッカーで、パンク風の特異な風貌、そして背中にドラゴンのタトゥーを入れた強烈な個性の持ち主リスベット(クレア・フォイ)は、天涯孤独で、壮絶な過去を持つ。その過去が、あるキーパーソンによって明らかにされていく。自らの裁きによって悪を正そうとするリスベットに対し、「皆を助けるのに、なぜあの時・・・私だけを助けてくれなかったの?」と意味深な言葉をリスベットに投げかける謎の女、カミラ(シルヴィア・フークス)。カミラもまた、凄惨な過去と秘密を背負った存在だった。二人の関係が紐解かれながら、リスベットはジャーナリストのミカエルと再びタッグを組み、新たなる犯罪組織の陰謀に迫る。
ざっくり言うと、天才ハッカーが犯罪組織と戦う物語なんですよね。
じゃあこの映画はどんな人におすすめか?
主人公リスベットみたいにパンクでクールな女性に憧れている人
ハイテクガジェットを駆使するアクションが好きな人
てな感じです。
ということで映画の詳細を書いていきますよ。
主人公リスベットを演じるのは、クレア・フォイ。
イギリスの女優だそうです。
最近だとファーストマンに出演しています。
正直全く知らね~(笑)。
前作デヴィット・フィンチャー版ドラゴンタトゥーの女でリスベットを演じたルーニー・マーラとビジュアルが違いすぎて僕的には違和感だらけでしたが。
上が前作でリスベットを演じたルーニー・マーラ。
なんかクレア・フォイの方が優しい雰囲気が出てる?
そして今作でリスベットの相棒として登場する、ジャーナリストのミカエル。
演じるはスヴェリル・グドナソン。
すいません。
この方も存じ上げませんでした。
というか前作でミカエル役を演じたダニエル・クレイグと雰囲気変わりすぎでしょ。
僕的にはダニエル・クレイグの方が断然好み(笑)。
下がダニエル・クレイグ。渋すぎる。
そして今作での敵役でリスベットの双子の妹を演じているのがシルヴィア・フークス。
今作では真っ赤な衣装と真っ白な髪が印象的。
まあ今回はこの三人が主要な登場人物ですね。
では実際に観た感想を書いていきます。
前作が濃厚とんこつラーメンなら今作はあっさり塩ラーメンですわ
今回の蜘蛛の巣を払う女はすごくあっさりした作りになっています。
どうあっさりかというと、とにかく分かりやすい。
前作ドラゴンタトゥーの女がすごくよく分からなかったという印象だったので結構構えて観に行ったのですが、単純なハッカーのアクション映画になっていてストーリーも非常に分かりやすかったです。
人間関係も複雑ではないし、主人公リスベットの行動目的も明確だし、原作も読んでないし前作もイマイチ理解できていなかった僕としては非常にとっつきやすかったです。
ただしかなり勢いでストーリーを進めていたのでその弊害も・・・・。
リスベットちゃん、あなた本当におっちょこちょいですね
今回天才ハッカーにも関わらす屈強な男ども相手に、肉弾戦をどんどん仕掛けていくリスベット。
まあそれはいいんですがね、どうも脇が甘いんですよね。
というか前線に突っ込みすぎなんですね。
単身敵地に乗り込んで、敵をなぎ倒していこうとするんですがそれがかえって危機に落ちいる原因になるんですよね。
リスベットちゃん、落ち着いて!!
あなたはハッカーだからもっと後方支援の立場じゃないのっ、て叫んでしまいたくなります。
何でも暴力で解決しやがって。
ハリウッド版ドラゴンタトゥーの女を見てる人は、キャストのギャップに驚くかも
一番違うのが主人公リスベットの相棒でジャーナリストのミカエルです。
前作ではダニエル·クレイグがめっちゃいい男としてミカエルを演じていました。
こんなジャーナリストいる?って具合に。
そういう意味では今回演じているスヴェリル・グドナソンの方が庶民的な印象を観客に与えてくれます。
個人的にはスヴェリル・グドナソンの方がミカエルの役に合っていると思います。
また我らがリスベットを演じているクレア・フォイもなかなかいい雰囲気を出していました。
前作でリスベットを演じたルーニー・マーラより中性ぽい顔立ちをしているので屈強な男たちに向かっていくリスベットを演じるのによくマッチしていると思います。
ただ個人的にリスベットは根暗なイメージがあったので前作のルーニー・マーラの方が僕は好きでした。
世界規模の犯罪から最終的には、兄弟げんかに収束してしまったのは残念
ストーリーとして、リスベットがお得意のハッキング技術でNSAから各国の核兵器を操作できるプログラムを盗みだします。
それを犯罪組織スパイダーズが狙ってくる、という物語です。そしてそのスパイダーズの親玉がリスベットの双子の妹のカミラです。
このカミラはある人物から依頼を受けて核兵器のプログラムを奪おうとしていて、その過程でリスベットと対立します。
そこまではよかったんですが、途中からカミラがリスベットに個人的な復讐を仕掛けてくるんですよね。
実はリスベットとカミラは過去に父から虐待を受けてていて、リスベットだけが家から逃げ出すことに成功します。
そして家に残されたカミラは、それから毎日父親から虐待を受け続けます。そしてある日父親が死に、父親が仕切っていた犯罪組織を引き継ぐことになります。
そういう背景があってカミラはリスベットを恨んでいるのですが、なんかクライマックスにその辺の家庭内のいざこざを持ってこられてるとすごくスケールダウンして見えてしまうんですよね。
まあ今回の映画の主題としてリスベットが過去の父親からの虐待や妹を助け出すことが出来なかったトラウマを克服するというテーマがあることは分かるんですがね。
それに最後にカミラを倒して自分の忌まわしき過去の象徴である、実家を燃やして過去への清算をするんですが結局妹のことは助けられなかったんだなあ、と思うと何か心の中にもやもやが残る終わり方でした。
結論として今回はあっさりしたミレニアムシリーズだったので、
次回作は是非デヴィット・フィンチャー版でやってほしいですな!!!
ということで今回はここまで!!!
ではでは!!