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【ネタバレしないと始まらない!】カメラを止めるなは、伏線回収、ダブルミーニング、ミスリードが満載で今年最高のコメディ&ゾンビホラー映画だったよ〜

どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。

SNSで話題沸騰の映画、カメラを止めるな。

周りの友達もみんな面白いって言っているんで,期待値MAXで観に行きました。

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結論から言うと、

めっちゃ、面白かった!!!

ありきたりな表現で申し訳ない...。

しかし映画を観終わった後にぴったりくるのはこの表現しかないです。

ということで、ネタばれありでガンガン書いていくぜ!!

 

 

 

この映画をおすすめ出来る人は?

まずはこの映画をおすすめ出来る人なんですが、

たぶん誰でもいけます!!!

というのもこの映画、全く前情報がない人の方が楽しめるように出来てるんですよね。

 

小難しいSFの設定もないし、特にグロいシーンがあるわけでもない。ましてや事前知識がいるわけでもない。

マジで誰でもいけてしまいます。

まあ強いていうなら、

最近ハリウッドのドンパチ映画ばっかり観ててなんか飽きてきたな~(僕のことです...)

っていう人には特におすすめです。

 

おすすめ出来ない人はマジでいないんじゃないかな。

ということでお次はさらに詳しく内容について書いていきます。

 

最初の30分ぐらいはこれでもかってぐらいくそな映画だなと思ってしまいました

そもそもどんな映画なんですか?ってね。気になるあらすじは以下、

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。映画史をぬり変えるワンカットゾンビサバイバル!……を撮ったヤツらの話。

引用 

kametome.net

 

あらすじにもあるようにある撮影隊が、ゾンビに襲われていく様をワンカットで撮影された映画が冒頭30分で流されます。

まあストーリー的には定番っちゃ定番です。

ストーリーはまあいいんですけど、そのゾンビ映画がマジでくそなんですよ。

 そう、この映画の醍醐味の一つである、冒頭30分にわたるワンカットでのクソ下手糞なゾンビ映画。

 

冷静に考えるとワンカットで30分も回すってすごいことだなっていうのは分かるんですよ。

だって一回も編集が入っていないわけですからね。

でもね、そういうひいき目で観たとしてもすごくお粗末な映画を冒頭で流してきたなって感じました。もうお粗末すぎてなんかイライラしてきてしまったんですよね。笑

そして後半はイライラを通り越して笑ってしまいました。

そんなイライラポイントを箇条書きしていくと、

・まず登場人物の会話がいきなりぎこちなくなる!!!全く盛り上がってない合コンかよ!!!

 

・自分が納得する画が取れるまで何度も同じ場面を取り直す頭の狂った監督が、実物のゾンビが出演者を襲っている光景を観て「これだよ!!これ!!」とすごく興奮してカメラを回すシーンがあります。

そしてバッチリカメラ目線で

「カメラは止めない!!このまま続ける!!」っていうんですね。

そのシーンがまさに下の写真です。

 

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引用 映画『カメラを止めるな!』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

 

こいつ興奮しすぎて、カメラ目線で言っちゃってるよ...。って最初考えました。

だって映画でカメラ目線っておかしいですよね。

はたまたクローバーフィールドとかブレア・ウィッチ・プロジェクトみたいな疑似ドキュメンタリーみたいなもんなのか?

とも思ったんですが、なんか違うみたいだし。

 

 

・ゾンビから逃げるシーンがグダグダすぎる。

もはやまじめに逃げ切る気がないんちゃうかなって思ってしまうほどグダグダです。  

まじで何やっているんだ・・・・こいつらってなります。

 

・カメラワークもまじで意味不明で、カメラを地面に置きっぱなしの状態から意味が分からないシーンをずっと撮ったり、いきなり手振れ全開になったりと結構好き放題やっています。笑 もうここら辺からなんか笑えてくるんですよね。

 

などなど他にもよく分からないところがたくさんあって何なんだったんだ、この映画は?

ってところでワンカットゾンビ映画が終わります...。

 無常にも流れていくエンドロール...。

 

前半のつまらない映画で溜まった鬱憤をすべて払拭しカタルシスへ誘う後半

なんかある意味すごいものを見せられたなあ、とか思ってたんですがね。

それと同時にまさかこれで終わりじゃないよな?ってヒヤッとさせられました。

後半は前半で流れたゾンビ映画が撮影された時期から一ヶ月前のところから始まります。

 

あっ!こっからはガチでネタバレしていくので、観てない人は要注意!!!笑

 

 

そうなんです。

後半戦は前半で流されたワンカットゾンビ映画の制作秘話なんです。

どういう経緯で、前半流れたゾンビ映画が出来たのか、それを丁寧に追っていくんですよね。

そっからは怒涛の伏線回収です。

なぜこの映画が出来たのか、なぜぎこちない会話のシーンがあったのか、なぜ監督はカメラ目線で「カメラは止めない!!!このまま続ける!!」といったのか、なぜ変なカメラワークが途中で入ってきたのか、

そこら辺の疑問がすべて解決します。

というか、これらがすべて伏線だったんですね。笑

 

そこら辺の伏線を、コンバインで稲を刈り取るようにきれいに回収していく様はすごく爽快です。

考えれば当たり前なんですが、30分もワンテイクで回すってめちゃくちゃ難易度高いんですよ。

絶対に不測の事態が起きる、だけどもなんとかして一度回り始めたカメラを止めないようにキャストやスタッフが奮闘した結果が、前半の30分の裏側にあったということが明かされます。

しかもそのハプニングをユーモラスに解決していく様を描くことで、うまい具合に笑いに変換しているんですよ。

 

またこの映画のすごいところはただ伏線を回収しているだけではないところです。

例えば前半観たゾンビ映画のシーンを、後半で明らかになる撮影背景を知った状態で観ると全く違う意味を持ってくるんです。

まさにダブルミーニングなんですよね。

特に主役の映画監督。笑

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この人の台詞は前半と後半でまったく同じセリフを聞くことになるのですが、解釈が全く違ってきます。

もちろん彼だけではありません。笑

そこの変化を楽しめるのが、この映画の醍醐味の一つでもあります。

 

いかにみんな映画が好きかがジンジンと胸に伝わってくる

何回も書きますが、30分をワンテイクでとるって相当難しいんですよ。

この映画は、その困難を登場人物みんなで協力して乗り越えるストーリーという一面もあります。

みんな情熱をもって作品を作ろうと奮闘するシーンが、どんどん出てきます。

なので映画好きな僕としては、観ていてわくわくさせたれます。

そしてスタッフがいかにカメラが映ってないところで必死に立ち回っているかも、描写されているのでそこら辺も観ていてすごく新鮮でしたね。

だって下の写真みたいにカメラが映らないところで、何人ものスタッフがスタンバってるんですよ。笑

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引用  映画『カメラを止めるな!』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

 

なんか観てるこっちも胸アツになってしまいますわ。

 

ただラストは若干ダレてしまったかなあ

まあ強いて不満を言えばラストが少しダレてしまったかなあというのが印象です。

少し笑いを狙いすぎたのが、バレバレの演出だった気がします。

そこだけが不満かな。

でも全くお金もかけずに、無名の俳優さんでここまで面白い映画がとれるんだっていうことを証明してくれる映画でしたね。

ちなみに映画館によってはジュラシックワールドやコードブルーよりも動員数が多いところもあるらしい。

 

 

 これがどんだけすごいことかっていうと、金足農業が甲子園で準優勝したことと同じぐらいすごいことです。

 

 

ということで今回はここまで!!!

ではでは!!