【意外と面白かったのでネタバレ】クレイジーリッチは題名からアジアンズを抜いたのは、結果的に正解だったと思うよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はクレイジーリッチについて。
全く前情報もなく、劇場に行って一番待ち時間が少ないという理由だけで選んだ作品です。
ということで早速書いていくぜ!!
どんな人におすすめか?
この映画は結構万人受けする作りになっているので、
・最近ときめいてないなあと思っているカップル
・仲のいい女の子同士
・好きな子を映画に誘うとき
などなどですかね。
逆にこんな人にはおすすめしません。
・もう俺はだめだと人生を悲観している人
・シンデレラストーリーとかリアルではないやろとひねくれてる人
てな感じですね。とりあえず屈折した日常を送っている人にはおすすめしません。
ということで詳しく書いていこうと思います。
クレイジーリッチってどんな映画?
この映画の気になるあらすじは以下の通り、
シンガポールを舞台に不動産王の御曹司である恋人と、彼の裕福な一族との間で揺れながら本当の幸せを探す独身女性の葛藤を、アジア系キャストをメインに描いたハリウッド製ラブコメディ。監督は「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」「G.I.ジョー バック2リベンジ」のジョン・M・チュウ。ニューヨークで働くレイチェルは、親友の結婚式に出席する恋人のニックとともにシンガポールへと向かった。初めてのアジア旅行への期待と、初めてニックの家族会うことの緊張感を感じていたレイチェルが出発当日の空港で案内されたのはファーストクラス。ニックはシンガポールの不動産王の超有名一族の御曹司で、社交界の女性たちから熱い注目を集める人気の独身男だったのだ。ニックの恋人としてシンガポールの地に降り立ったレイチェルに、2人の交際をよく思っていないニックの母や家族親戚一同、さらには元カノとの対立と、レイチェルは苦境に立たされてしまう。
あらすじだけ観ると、現代版プリティ・ウーマンみたいなストーリーですね。
ただ主人公の女性は、経済学の教授というすごく頭がいい役どころ。そんな知的美人
レイチェル・チューを演じるのはコンスタンス・ウーという女優。
全然知らなかった女優ですが、1982年生まれということを聞いてびっくり。
すごく若く見えます。
そして今回の白馬の王子様を演じるのが、ヘンリー・ゴールディング。
なかなかのハンサム。
この人も知らなったんですが、マレーシア出身の俳優さん。
今後芽がでるかどうか。
そして怖い姑役にはミッシェル・ヨーが参戦。
姉さん。久しぶりに見ましたわ。
中国系でハリウッドで成功している女優といえばこの人かルーシー・リューでしょ。
いい感じで年齢を重ねて、雰囲気にすごみが増した感じです。こんな姑おったら逃げるわ( ;∀;)
そして若手の俳優オークワフィナ。
なんでもオーシャンズ8に出ていたらしい。(俺は観てないけど)
今作品ではめちゃくちゃしゃべる。くせの強い友達の友人役です。
昔のエディ・マーフィを彷彿させますね。
アジア版マシンガントーク!!
王道のラブストーリーに多様性というメッセージを融合させてる
まあ登場人物を観たら分かるんですが、全員アジア系なんですね。
ハリウッド映画でこんなに白人が全く出てこないというだけでなんか新鮮な気持ちになります。
そして映画はラブストーリーの王道みたいな展開で話が進んでいきます。
アメリカのニューヨークで生活しているカップルが彼氏の故郷であるシンガポールに行く。そしたら彼氏はめちゃくちゃ金持ちで、姑さんめちゃくちゃ怖い。そしてなぜか最初から敵意をむき出しにされている。
なぜそんな敵意をむき出しにしているのか?
主人公レイチェルはアメリカで育った中国系アメリカ人。そして彼氏の実家は中国系シンガポール人。
てことで同じ中国の血を引いているから、気に入ってもらえるでしょ!!ってね。だけども現実は異なりました。
同じ中国系でもお義母さんにとっては、アメリカ人と中国人というはっきりとした壁をレイチェルに感じています。
家庭を重んじて自分を犠牲にしてきた自分と、やりたいことをやってキャリアを築いているレイチェルでは相いれないと思いが敵意を抱かせる理由となっています。
これは家庭を大事にするアジア圏と自分を大事にするアメリカというある種のステレオタイプな描き方をしています。
こういう構図ってあんまり描かれてこなかった気がします。
これまでなら黒人vs白人とか白人vsイスラム系とか結構外見で区別してストーリーを進める映画が多かったです。
ところがどっこい、
今回は外見は同じでも国民性の差によって対立構造を描いているという点ですごく新鮮味を感じました。
というかなんか時代を変化を感じずにはいられかったという方がピンとくるかもしれません。
こんなに世界が流動的になると、肌の色とかもう関係ないんだなと、当たり前のことですが中身(価値観)の重要性を実感させられましたね。
そしてもう一つのテーマとして今どきの価値観を受け入れられない姑が、レイチェルの価値観を受け入れるという多様性の許容が挙げられます。
そして認められる過程がレイチェルのアイデンティティであるゲーム理論とうまくリンクさせていたところがよかったですね。
自分のアイデンティティをぶつけて相手を認めさせる姿はかっこいいの一言です。
まあ自分はああいう風にはなれないんで、憧れもあるかもですが。
最後の麻雀のシーンがよく分からなった
最後にレイチェルと彼氏のお義母さんが麻雀で対決するシーンがあります。
ここでいつもならポーカーなんですが、麻雀ってところが新鮮です。
しかしルールの説明が全くない笑。
なのでルールが分からない人にはどういう戦況なのか全く分からない。
なんとなくレイチェルがわざと負けたのかなあぐらいは想像できますが...。
と思ったら下記の方が記事で紹介してくれてました。引用させてもらうと、
『クレイジー・リッチ!』は、このシーンの為に麻雀の専門家を雇ったそうです。相当緻密に作られてるわけですが、あえてルールや戦況の説明演出はなされません。映画を観て疑問を持った人には、色々調べてアジア文化を知ってほしい、そしてアジア文化について会話してほしい……そんな願いが込められているのがこのバトル。
引用
なるほどね、そういうことですか。
映画を観て意味が分からなかった人は是非上記のページを読んでみてください。
邦題にアジアンズついてないけど別にいいとおもうんだよなあ
確かに今回の映画はアジア系の人たちばかりが出ていたし、舞台もアジアだし賭け事も麻雀だしアジアづくしです。
そういう理由もあって邦題からアジアンズが抜けたときは結構批判されました。
まあアジアンズを抜いた理由は絶対そっちの方が売れると判断したからでしょう。
でも僕は逆にアジアンズを抜いてよかったと思います。
理由として別にアジア人がこの映画では需要ではないからです。
この映画で重要なのは、国民性や個人のアイデンティ、貧富の差、嫁姑問題といった普遍的なものを扱っており、アジア人かどうかなんて大した問題ではないからです。
アジア人は手段で伝えたいことはもっと違うことなはずです。
だからといってこの映画を全員白人でやった方がいいと言っているわけではありませんので悪しからず。
ということでいろいろ書いてきましたが今回はここまで!!!
ではでは!!