【ネタバレ注意】ミッション:インポッシブル/フォールアウトは、これまでのシリーズで最もトム・クルーズを引き立ててる映画だったよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
観てきましたよ、ミッション:インポッシブル/フォールアウト。
個人的にシリーズ最高の出来だった気がします。
率直に言って面白かったです。
ということで今回はミッション:インポッシブル/フォールアウトについて熱く語っていくぜ!!!
こんな人にオススメだよー
この映画をオススメできる人は、
・ トム・クルーズ大好きな人
・スパイ映画大好きで前作も観ている人
逆にこんな人にはお勧めできません。
・前作を観ていない人
・細かい組織のバランスや設定などの、小難しいことを考えるのが嫌な人
・ジェレミー・レナーが出てないミッション・インポッシブルなんて観るわけねーだろ!!とか思っちゃっている人
ですね。
もうこのシリーズはがんばっているトム・クルーズを観るといっても過言ではない映画なのでトム・クルーズ大好き人間にとっては是非観るべき作品になっています。
気になるあらすじは?
IMF(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)のエージェントイーサン・ハントと彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムの回収を⽬前にしていた。だが、突如現れた何者かの策略で仲間の命が危険にさらされ、その最中にプルトニウムを奪われてしまう。イーサンとIMFチームは、プルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の“同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッション”を受ける。この事件の裏側には、シンジケートの⽣き残り勢⼒が結成したアポストル(神の使徒)が関連しており、⼿がかりはジョン・ラークという正体不明の男の名前と彼が接触するホワイト・ウィドウと呼ばれる謎めいた⼥の存在のみ。だが今回のミッションに対しイーサンの動きを不服とするCIAは、敏腕エージェントのオーガスト・ウォーカーを監視役に同⾏させることを条件とした。イーサンはホワイト・ウィドウの信頼を得るため、やむなく収監中の敵“ソロモン・レーン”の脱⾛に⼿を貸すが、その影響で味⽅の⼥スパイ、イルサと対⽴してしまう。⼀⽅、同⾏するウォーカーはイーサンへの疑惑を深め、⼆⼈はやがて対決の時を迎える。やがてタイムリミットが刻⼀刻と迫る絶体絶命の中で、チームの仲間や愛する妻ジュリアの命まで危険にさらされる等、いくつものフォールアウト(影響)がイーサン・ハントに降りかかる。
今回イーサン・ハントは任務中に奪われたプルトニウムが、核兵器に使われるのを防ぐために世界中を駆け巡るというストーリー。
まあ話自体ははっきり言ってありきたりです。笑
それでも僕的にシリーズ最高の出来でした。
前評判通りアクションはキレキレだった
公開前から話題になっていましたが、今回トム・クルーズはめちゃくちゃアクションに力を入れています。
・7000メートル上からのHALOジャンプ(パラシュートによる潜入作戦に用いられるために開発された降下方法で軍が敵地に潜入するときに使用)
・パリ市内で進行方向を逆走しながらのバイクスタント
・ノースタントでビルからビル飛び移り足を骨折
・2000時間かけて自らヘリコプターの免許を取って、ヘリコプターのアクションシーンをやり遂げる
御年56歳、どこに向かっているんだ、このおっさん...。
正直、別にこれと言って目新しいアクションがあるというわけではありません。HALOジャンプだってバイクアクションだって、ビルからビルに飛び移るのだってアクションシーンとしてはありきたりなものです・
しかし、それをトム・クルーズが全部スタントなして行っているということ前提にするとどうしても見方が変わってきます。
こんな危ないことやってるん!!
ここで足骨折したんか!!
という違う意味のハラハラドキドキが芽生えてくるんですよ。
特に骨折したと言われているのジャンプ直後のシーン、よく見ると足を引きずりながら歩いているんですよね。
痛々しすぎるぜ、トム・クルーズよ...。
そういう意味で映画が楽しむというよりはトム・クルーズの限界を楽しむという側面の方が強い作品になっています。そしてそれが絵になっているんで、やっぱり観てて面白いんですよね。
だからトム・クルーズにあんまり思い入れのない人は面白くとは感じないでしょうね。
物語と親和性の高い音楽を用いた演出
ミッション:インポッシブルのテーマといえば絶対にどこかで聞いたあることがある音楽ですね。
テッテッテデーン!!みたいな。
Mission Impossible Theme(full theme)
今回の作品ではこれまでのシリーズに比べて音楽の使い方がすごくよかったです。
特に中盤でのアクションと音楽との親和性が非常に高く、気分を高揚させてくれます。
とにかくタイミングはすごくいいんですよね。そこでそのテーマを流すか!って感じでね。
個人的には、音楽の使い方だったらMI2が最高だったんですが今作もそれに匹敵します。
行き当たりばったり過ぎて読めない展開
今回のストーリーはマジで展開が読めません。
なんかアクション前提で作っている感がすごく出ているからです。
このアクションしたいからこういうストーリーにしよう、という感じでストーリーが進んでいくので全く読めません。
HALOジャンプなんてパリのクラブに侵入するためだけにやるんですよ。笑
もうちょっとなんか理由付けできたんじゃないかなあ、と思わざるを得ません。
またトム・クルーズが乗るために用意していたバイクのエンジンがかからずに結局パトカーとぎりぎりのチェイスになるシーンがあります。
で適当にパリを逃げ回っていると思っていたらしっかりと仲間が待っている合流地点に向かっているという、なんかできる奴なのかできない奴なのかわからない描写が多かったです。
だからこそ読めない!!
これは計算なのか?それとも判断ミスなのか?
とかよく分からなくなってきます。そんな先が読めない雰囲気が絶妙によかったんですよね。
CIAは無能ばっかりでしたが,観終わった後の満足度にすごく貢献していた(ネタバレ注意)
今回初登場となるCIAのエージェント ウォーカー。
演じるのはスーパーマンでお馴染みの、ヘンリー・カヴィル。
この人、CIAの長官によって直接イーサン・ハントが信用できないから監視するように選ばれたエージェントです。出てきたとは悪態つくし、指示無視してピンチになるしマジでCIA無能やなあってなるわけですよ。
それでもゴースト・プロトコルで出てきたジェレミー・レナーみたいに最後は仲間になるんかなあって予想してたんですがね。笑
まさか黒幕でしたね。笑
想定していた最悪の展開。しかもこいつと長官のせいで映画自体のストーリー(誰が本当に悪いのか、組織ごとの相関など)を分かりにくくするし。
とはいってもこういうパターンって結構、定番なんですけど本当にCIAって無能なんですよね。なんでテロリストが、長官お墨付きやねん。笑
でなんか観てて腹が立ってくるんですけど、最後イーサンにボコボコにされるんですよね。それがすごく快感なんですよ。まさに2時間の鬱憤が晴らされ、カタルシスを得ることができるんですよ。
なので観終わった後に、僕は満足感を得ることができました。
IMFのチームメンバー全員にちゃんと見せ場があります
前作ローグネーションから出演していたIMFのメンバーが出てきます。
そしてそれぞれのメンバーにちゃんと役割があります。
今作はトム・クルーズ演じるイーサン・ハントの内面の変化にスポットを当てるとともに、イーサンを起点にメンバーとの結束が強くつながっていく過程も描いています。
とくにサイモン・ペッグ演じるベンジーはお笑い担当としていい味出してました。
そのほか、シリーズ最古参のヴィング・レイムス。
ニューヒロインのレベッカ・ファーガソンもちゃんと見せ場があります。
しかし彼らは前作ローグネイションからの背景があるので、それがわからないと今作で追及されていることが何のことを言っているのかわからないとなってしまいます。なので今作は是非、前作ローグネイションを観てからご覧になることをお勧めします。
前作の敵、ソロモン・レーンも出てきますしね。
とまあいろいろ書いてきましたが、夏に楽しむには十分するぐらいのエンタメ映画になっていると思います。
ということで、今回はここまで!!
ではでは!!!