【ネタバレありです】アラサーのおっさんがモンスターストライクThe movie ソラノカナタ を見たら
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はモンスト。
これを見た理由はただ一つ。
CMを見てて面白そうだったから!
まじで中二感がプンプンするんですよね。
CMを見てこんなに気になった映画は久しぶりなので見てきました。
モンストに関しては、ゲームも前作の映画も見たことがありません。
何も知らん状態でもたのしめるのか?
ということで早速書いて行くよー。
ゲームをやってない人でも観ることはできる
うん。
まずこれね。
僕はゲームもやっていないし、前作も観たことないんですがなんとか観ることは出来ました。
というか僕みたいな人でも楽しめるような作りになってた。というかしようとしていたという方が正しいかもしれません。
もちろんゲームを知っていた方がおなじみのキャラクターが出てきたらテンションが上がったんでしょうがね。
しかし誰に勧めるかといえば、、、、
非常に難しい。
というのも正直素直に面白いといえる作品ではなかったし、なんか疑問が多く残る形で映画が終わってしまったのでなんともいえない感覚を抱きながら劇場を後にしました。
気になるあらすじは?
ざっとあらすじを載せておきます。
13年前、東京は空中に浮き上がった“旧東京”と地上の“新東京”に分裂した。新東京で祖母と生活しているカナタはある日、モンスターに襲われたところを謎の少女ソラに救われる。やがてカナタは自分の素性を知り、不思議な能力が目覚めて、ソラたちと地上を救う戦いに身を投じる。
ストーリーはこてこてのボーイ ミーツ ガール。
ひょんなことから二人が出会い、冒険に出るって話なのですごく分かりやすいです。
そして主人公は絵にかいたような周りに無関心タイプの人間。
けだるげに日常生活を送っている主人公がソラと出会い、成長していく物語かあ、とか思って観ていたのですが正直、
展開についていけなかった……
モンスターがわからんとかではなくそれ以前の問題でした。
ということでいろいろ書いていきますわ、
主要な登場人物
主人公のカナタ君。
なんの変哲もない少年が大冒険に出るわけです。
そしてヒロインのソラさん
カナタの母親に大きな恩があるらしい。
一緒に旅をするモンスターのユウナさん。
いいやつかなと思ったけど、とんでもない地雷女でした。
敵役のセンジュさん。
自分の信念のために、戦うサイコパス。
とまあメインはこんなところかな。
話の展開が唐突かつ強引すぎてなんかいらいらしてくる
正直見終わった後の感想がこれですわ。
結構物事が強引に進みすぎている感じが伝わってくるんですよね。
そしてそのせいで僕自身が感情移入できなかったんですよ。
たとえば序盤で何の変哲もない普通の生活を過ごしていた主人公カナタが、モンスターに襲われます。
そこをソラが助けに来ます。
カナタとしてはパニックになるんですよ。いきなりモンスターに襲われてそれを見ず知らずの少女に助けられて意味わからん!!ってね。
でもソラは、
あなたはマナ(カナタの母親)の息子でしょ?このぐらいの敵なんて楽勝でしょ?なんでマナの息子なのにこんなことも出来ないの?
という風に煽ってくるんですね。
カナタからしたら、
なんやねん!!いきなり!!
って話ですよ。そもそも母親とは10年以上あっておらず祖母と二人で生活しているのに、いきなり知らない女から母親の事を聞くなんて意味が分かんないって状態になるんですよ。
ソラちゃんもっと説明してよ、と心の中で何回叫んだことか(笑)。ちゃんと背景も説明してあげないと理解できないよ。ソラちゃん。
そしてとくに理由も説明しないままカナタはソラと一緒に旅をすることになるわけですよ。
なんかそんなシーンが劇中に何度かあります。
これは大きなネタバレなのですが、映画の終盤でユウナがいきなり主人公を後ろから刺す場面があります。
で刺した理由が、いい子でいるのが疲れちゃった、ですって。
おじさんもうついていけないよ~(笑)
これはマジでわからんかった。話の前後でこんな伏線も張られてなかったし、本当に唐突すぎて???ってならざるを得ませんでした。
だれか理由がわかる人は教えてください。
という感じでなんか理由もないのに強引に話を進めたり、唐突な行動をするので見てる方からすると結構置いてきぼりになります。
アクションシーンは迫力あるけど分かりにくい
アクションシーンはなかなか迫力がありました。
GOZILLAとかで使われている3DCGが使われています。
これを使うことによって奥行きが出て迫力があるアクションシーンを描くことが可能になります。
それはそれでいいのですが、まあとにかく見にくい(笑)。
とりあえずいろんなキャラクターを出して、必殺技を出しただけ。
戦闘にまったくストーリーがない。
各キャラクターの見せ場を作ってやろうという気持ちが先に行きすぎていて観客が置いてきぼりになっている感じです。
せめて各キャラクターの登場シーンに名前とかが
ドン!!!
っと出てくれば、熱くなれたんですがね。
そしていろいろなキャラクターが一気に出てくるのでごちゃごちゃしてめちゃくちゃ見にくいんですよ。
例えるなら、漫画ブリーチの戦闘シーンみたいな(笑)。どういう動きをしているのか想像しにくいって感じですね。
悪いところをいろいろ書いてきたけどメッセージ性があるのはいいと思いました
なんかネガティブなことをいろいろ書いてきましたが、全部が全部悪かったわけではありません。
というのもこの映画はかなり強いメッセージ性を持って作られているからです。
そもそもこの物語の起源は、東京に【月の穢れ】という触れると石化してしまうとんでもない物質が現れたことにあります。
この月の穢れを封じ込めるために人類は、東京の一部とそこに住んでいたモンスターを地上から切り離して上空に閉じ込めたのです。それが旧東京。
この映画では、モンスターは圧倒的マイノリティ。そしてマイノリティに非常に多くの負担を人間は強いている状況にあるわけです。
そして政府はその真実を隠している。
現代社会でいえばマイノリティへの偏見やマスメディアの情報操作を連想させます。
ひと昔前のアメリカでいえば、黒人や黄色人種、少し前なら中東系の人たちが肌の色や信仰の違いで迫害を受けてきました。
もう一つのメッセージとして正義は一つだけではないということです。
今回敵役だったセンジュは上空に閉じ込められたモンスター(仲間たち)を解放するために、月の穢れを封印しているマナを倒し、旧東京を地上に落とそうとします。
しかも自分の体を犠牲にして。
かれのとっては閉じ込められた仲間がどんどん月の穢れに侵されて石化していくことが許せなかった。そして自分の母親を守ろうとするカナタや他のモンスターと対立するわけです。
もうかなりのサイコパスですがね笑。
ぶちゃけどちらが正しいという話ではありません。どちらも一理あるし、どちらを選ぶかだけの問題です。
必ずしも正しい行いが正しいとは限らない。
そんなメッセージをこの映画から感じました。
でもそんなメッセージ、子供には届いているのでしょうかね?
そしてこの映画では、そういう主張したいことがてんこ盛りになったので進め方が強引になったのではないかと思います。
もう少し絞って、いろいろ説明とか付け足してほしかった。
なんか、とぎれとぎれで言われてもイマイチ頭に入ってこないんだよなあ。
ということでいろいろ書いてきましたが、今回はここまで!!!
ではでは!!