サルでも分かるブロックチェーンの仕組みとは?
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。今回はブラックチェーンについて投稿したいと思います。
えっ?今更ブロックチェーン?とか何それ?美味しいの?って人もいると思います。とはいうものの最近よくネットで騒がれていますし、こんなしがないサラリーマンでも注目するくらいですから相当世の中に広まってきていると思います。
ネットでは、
最新の技術
新たな技術革新
ブロックチェーンはイノベーションだ!!!
とりあえずなんか凄そう...
う~ん、いまいち何がすごいのかわからない
いろんなサイトでブロックチェーンの解説がされているんですがいまいち分かりにくい。ミーハーなよしくんはすごく気になってるんですよね。そこで今回はこのブロックチェーンについてめちゃくちゃわかりやすく解説したいと思います(分かりにくいところがあったら教えてね)。
ブロックチェーンとは?
まずはWikipedia先生でブロックチェーンについてググってみました。頼りにしてまっせ、
ブロックチェーンとは、分散型台帳技術、または、分散型ネットワークであるブロックチェインともビットコインの中核技術を原型とするデータベースである。ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ。各ブロックには、タイムスタンプと前のブロックへのリンクが含まれている。理論上、一度記録すると、ブロック内のデータを遡及的に変更することはできない。ブロックチェーンデータベースはネットワークと分散型タイムスタンプサーバーの使用により自律的に管理される。フィンテックに応用されるケースでは独占資金洗浄の危険が指摘されることもある。
う~ん、わかりにくい!!!
ブロックチェーンの原理を考える前に今までのサービスの在り方にて考えてみたいと思います。
例えば、小学校の教室を例に挙げます。
その教室には40人の生徒がいるとします。その中で筆記用具の忘れ物をする人が何人かいます。そんな生徒たちのことを考えて担任の先生が、予備の筆記用具を準備します。
その予備の筆記用具を、置いておくコーナーを教室の片隅に設置して生徒たちにこう説明します。
先生「みなさん、筆記用具を忘れてきた人向けに予備の筆記用具を置いておくコーナーを準備しました。もし忘れてきた人はそこから取って使い終わったら元の場所に戻しておいてください」
さて、この後その予備の筆記用具を生徒たちが使い始めたらどうなるでしょうか?
おそらく、予備の筆記用具は数が減ってくるのではないでしょうか? 具体的に言えば壊したり、無くしたりする生徒が出てくると考えられます。もしくは持って帰って自分のものにするか。そんなこんなでだんだん予備の筆記用具はなくなっていきます。
ではこのような状況を改善していくためにはどうしたらいいのでしょうか?
一番簡単なのは貸出用の筆記用具を管理することです。
そこで先生は、管理台帳を作って、だれがいつ、何を借りたかということを記入させるようにします。
そして誰か生徒にその台帳を管理させることにします。その生徒がしっかり管理してくれれば筆記用具の数はなくならないでしょうし、無くなったとしても原因を考え対策も打てます。さらに筆記用具の数が減った場合はその生徒の責任にすることも出来ます(なんて酷い先生だ!!)。
ではこの筆記用具がお金なら、私たちの社会の中で管理者の役割を果たしているのは銀行になります。筆記用具がビデオならレンタルショップですし、それが何かHPに載っている情報ならその管理者はGoogleだったりします。
このようにどこか一つのところにお金やもの、情報を管理をさせることを中央集権管理といいます。
世の中は多くの企業がこの中央集権管理をしています。先ほど言った銀行もそうですが、ツイッターやフェイスブックなんかは登録者の情報を自分のサーバーに一旦、登録・管理してから公開しています。
一方、最近はやりのブロックチェーンはどうなのかというと...
分散型台帳技術
なんか中央集権管理と真逆?の響きがしますね~。
さっきの学級の例を説明していきます。
先ほどは、生徒の誰か一人に管理表を渡して管理していました。
このブロックチェーンでは、管理台帳を生徒全員で管理するようになります。
どういうことかというと、
例えば、クラスに山田さん(仮)という生徒がいたとします。彼が、今朝学校に登校したら筆記用具がないことに気が付き予備のシャーペンを借りようとします。これまでの中央集権管理なら管理者に山田さんはシャーペンを借りるということを届け出ます。そして管理者は、それを承認し管理表にそれを記録します。
それが分散型管理台帳だと、どうなるか?
生徒全員がタブレットかスマホを持っている場面をイメージしてください。山田さんがシャーペンを朝に借りようとしたとします。この情報が全員のタブレットもしくはスマホに送られます。そして、生徒は授業を受ける前にそのシャーペンの貸し出しを承認します。
そこで承認を得られた時点で山田さんは初めてシャーペンを借りることができるようになります。
山田さんが朝シャーペンを借りたという情報が1つのブロックとして残り、次の貸し出しが可能になります。
そしてシャーペンを返す時も同様に皆に返却したという情報が送信されます。新しい情報が追加されていくごとにブロックが追加されていきそれがチェーンでつながっていきます。山田さんがシャーペンを返した後によしくんがシャーペンを借りたとすると下のようなブロックができチェーンで結ばれます。
すごく簡単に言うとこれがブロックチェーン(分散型台帳技術)になります。このチェーンをみんなで共有しているというイメージですね。
ん?これの何がいいの??
次はメリットについて語っていきます。
ブロックチェーンのメリットは?
ではブロックチェーンのメリットはというと?
・不正ができない
・データが無くならない
・お金がかからない!!
では上から見ていくことにします・
不正ができない?なんで?と思う人もいるかもしれませんね。
上の例でいうと例えば山田さんが自分が忘れ物をしたことを隠したくて管理者の人に管理表に記録をしないでくれと頼んだとします。管理者がそれを承認してしまったら山田さんは管理表に記録が残ることなくシャーペンを借りることができます。
しかしブロックチェーンの場合だと、管理者は生徒全員なので山田さんがもし上と同じことをやろうとすれば、生徒全員を回らなければいけません。
どんだけ時間かかんねん!!!笑
ってなりますよね。
また、後からデータを改ざんしようとしてもブロックチェーンなら生徒全員の端末に貸し出しの記録が残っているのでどれか一個の端末の記録だけ変えてもすぐにばれてしまいます。
ということで改ざんもほぼ不可能です。
そしてこの全員の端末にデータが残っているということがメリットの二番目のデータが無くならないにつながってきます。というか、貸し出しの記録を消すためには全部の端末を壊す必要がありますからね。そんなことやってられないでしょう笑。
そして三つ目のコスト。
これは、企業がブロックチェーンを使うときに一番気になるところですよね~。コストを抑えることが出来る例としてお金の受け取りや送金が挙げられます。
例えばATMで現金を引き出す際に手数料がかかりますよね。またどこかにお金を送金したりする際にも手数料がかかります。
なぜ手数料がかかるかというと人がお金を動かす作業をしているからです。
個人でお金を引き出す時はせいぜい210円とかですが、これが海外に送金とかになったら4000千円の手数料がかかります(僕が使っている三井住友銀行の場合)。なぜかというと日本国内の銀行と海外の銀行のお金のやり取りをするためのシステムが全然異なるからです。その他にも多くの仲介業者を介さなければいけないという理由もあります。
ブロックチェーンを利用することでその手数料を安くすることができます。
この技術を使っているのが今何かと話題のビットコインになります。ビットコインはブロックチェーンの技術を用いた仮想通貨のことです。
現在1BTC(ビットコインの単位)は30万6千円ほどで取引されてます(2017年6月24日)。
ビットコインはブロックチェーンの技術を使っているのでアカウントを持っていれば共通のシステムで仲介を介すなく直接相手に送金することができます。なのでほぼ手数料がありません。
ビットコインを買いたい方はこちらから→ ビットコイン取引所 coincheck
要はブロックチェーン技術を使うと今までいろいろな業者を介して頼んでいたサービスのやり取りを本人と直接やることができるということです。だから無駄な手数料とかを省くことができコスト削減になるわけですか~。
しがないサラリーマン的に今の会社でもブロックチェーン使いたい!!
このブロックチェーンの技術、正直結構会社で使いたいんですよね~。
会社の備品管理
まず一番に使ってみたいところは会社の備品管理。特に不特定多数の人が使う備品なんかはすぐになくなったり壊れたりします。それが誰の仕業なのか分かるときはいいですが、分からなかった時は本当に困ります。また備品を管理している管理者が変わった際の引き継ぎがうまくいかず、管理表の作りなおさなければいけなくなるといった無駄な時間が発生してしまう可能性があります。ブロックチェーンならそのようなことが起こる心配はありません。
製品の製造工程の管理
僕は製造業に勤めているのですが、製品を作るにはいくつもの工程を経なければいけません。例えば自動車部品なら鉄を仕入れるところから、形を加工して、固くして、削って、ほかの部品と一緒に組み立てるという工程を経ます。このブロックチェーンを使うことによって何か品質問題が起きたときにすぐにデータをさかのぼってどの工程で作製されたのかを確認することができます。
食品とかなら偽装防止にも使えたりします。
とまあ今回はブロックチェーンについて書いてきました。ここで書いたのはまだまだブロックチェーンの一部にしか過ぎないのでもっといろいろ知りたい人は、下記の本がおすすめです。
今回はここまで!!
ではでは!!!