【ネタバレしちゃうぞ】タイ映画バッドジーニアス 危険な天才たち はぶっ飛びすぎていてアラサーのおっさんにはついていけない件
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はバッドジーニアス 危険な天才たちというタイ映画。
本国タイですごく大ヒットしたというのとCMがいい感じだったので観てきました。
なんだかんだ、天才が頭をフル回転させてすごいことを成し遂げる映画って好きなんですよね。
自分にはない能力なので、そういう映画を観ることで疑似体験できて、カタルシスを感じることが出来るので。
まあ今回はカンニングなので真似すらできませんが(笑)。
ということで早速書いていくぜ。
どんな映画?
気になるあらすじを紹介。
小学生の頃からずっと成績はオールA、さらに中学時代は首席と天才的な頭脳を持つ女子高生リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。裕福とは言えない父子家庭で育った彼女は、その明晰な頭脳を見込まれ、晴れて進学校に特待奨学生として転入を果たす。新しい学校で最初に友人となったグレース(イッサヤー・ホースワン)を、リンはテストの最中に“ある方法”で救った。その噂を聞きつけたグレースの彼氏・パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)は、リンに“ビジネス”をもちかけるのだった。 それは、より高度な方法でカンニングを行い、答えと引き換えに代金をもらう――というもの。“リン先生”の元には、瞬く間に学生たちが殺到した。リンが編み出したのは、“ピアノ・レッスン”方式。指の動きを暗号化して多くの生徒を高得点に導いたリンは、クラスメートから賞賛され、報酬も貯まっていく。しかし、奨学金を得て大学進学を目指す生真面目な苦学生・バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)はそれをよく思わず…。そして、ビジネスの集大成として、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試<STIC>を舞台に、最後の、最大のトリックを仕掛けようとするリンたちは、バンクを仲間に引き入れようとするが…。
天才キッズたちがしかけるカンニングという大人に対する挑戦をオーシャンズ11並みにスリリングに表現している映画。タイ版のオーシャンズ11といわれているほどの作品なので結構期待大で観に行きました。
ということで根ほりはほりいろいろ書いていきます。
毎回ピンチになる、そこがスリリング
天才少女があの手この手でカンニング方法を考えて、勉強の出来ない友達の成績を上げる。
そんな天才少女を演じるのは、チュティモン・ジョンジャルーンスックジン。
名前なげー!!
この映画がデビュー作のようです。
そしてその見返りとしてお金をもらうというビジネスに発展します。
カンニングをするきっかけになったのが親友グレース役のイッサヤー・ホースワン(一番左)とその彼氏で金持ちのパット役のティーラドン・スパパンピンヨー(真ん中)。
だけど毎回に先生にばれそうなくらい、オーバーリアクションでカンニングしてるんですよ。普通にテスト中に小声で話してるし...。
おいおい、そんなに堂々と話してたら先生に怒られるやろ。
っていうスリリングさがめっちゃあるんですよ。だけどなかなかばれない。
しかも実際のカンニング方法も穴だらけ。
ちょっと先生が注意して観てたらばれるやろって心の中で何度突っ込んだことか。
そんである日学校の試験でばれちゃうわけなんですよね。
その試験はいつもの試験とは異なって生徒に二種類の問題を出題していました。
人によって問題が違うのでリンと違う問題を解いている人はカンニング出来ないんですよね。
そこで自分と違う問題をもらった人たちはあきらめれば良かったんですが、リンは全員に答えを教えることを選びます。ばれるリスクを冒してまで...。
この主人公は頭はいいんですがすごく行き当たりばったり感で動いているなあと思わざるを得ませんでした。
そして結局はもう一人の天才バンクによって先生にチクられることになります(
チャーノン・サンティナトーンクン)。
このバンクがまた正義感の塊みたいなやつでリンとは正反対の性格です。
結局この映画は毎回のピンチをスローモーションで見せる映像とドラスティックな音楽で盛り上げているだけなんですよね。
でもそこで簡単に気分が高揚してしまうんですがね。
ちょろいな、自分。
二人の正反対の天才の顛末を描いている
カンニングを使ってお金を稼ぎまくっていたリンと、正義感の塊のバンク。
二人の天才が、世界共通の模試のカンニングに挑みます。
最初はカンニングなんて絶対にあかんって主張のパンクだったんですが、いろいろあってやらざるを得ない状況に立たされます。
そのカンニングというのがテストが一番早く実施されるシドニーで試験を受けて問題の答えを暗記し、休憩中にトイレに隠したスマホから答えをタイにLINEで送信するという作戦。
おお~!!
いかにも破綻しそうな作戦だなあーと思っていたら早速バンクが怪しい行動をとっているからということで試験官にパクられて、リン一人になって必死に答えをタイに贈るんですが...。パンクはこの件で外国に留学する権利を失い、リンはそのことで自責の念に駆られます。
自分のせいでバンクの人生が狂ってしまった...。
まあ実際その通りなんでもうドンマイとしか思わなかったんですが。
でこの件を境に二人の考え方が変わっていきます。
リンは最初、カンニングでもなんでもござれという倫理観がない人でした。
しかし実際にカンニングがばれてバンクの人生を台無しにしたこと、そしてそのバンクにかばってもらったことを通じて、もう不正はしないということを決意します。
一方のバンクは最初は倫理観の非常に強い人だったのが、カンニングを通じていろいろなものを失ってしまった反動で不正に対する抵抗がなくなってしまいます。
むしろリンに違うテストでリベンジしないかと持ち掛けます。
この二人の対比がこの映画の主軸になっています。
なんかDEATH NOTEを思い出しましたわ。あそこまでダークではないですが。
まとめると
でも正直、頭がいいならもっと違うことに貢献したらお金ももらえて、人生を棒に振らなくてもよかったのになあ、とも思う今日この頃です。
正直、リンとつるんでいる友達が悪すぎました。
カンニングだよりで何も勉強せず、挙句の果てプライドだけは高い友達と一緒におってもリンにとっては何の得にもならなかったんですよね。
南無南無
ということで今回はここまで!!!
ではでは!!