【ネタバレさせてください】映画糸は平成元年生まれの人にはとても共感できるのですごくおすすめだよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回は映画糸についてです。
糸といえば中島みゆき。
た~ての糸はあ~な~た。
よ~この糸はわ~た~し。
マジで名曲ですわ。
この曲にインスパイアされて作られた作品が今作。
今作ですが正直、想像以上によかってです。
ということで早速書いていきます。
- 映画糸ってどんな映画
- 映画糸はこんな人におすすめ
- 平成元年生まれの僕からしたら登場人物たちに感情移入しまくりでした
- 涙腺崩壊のピークは榮倉奈々演じる香の死別と香の子供が描かれる過程
- 一方、葵サイドはそんなに感情を揺さぶられるポイントがなかった
- 平成最後の日の漣と葵のくだりは蛇足としか感じられなかった
- 小松菜奈が白すぎて日焼けしないか不安だった
映画糸ってどんな映画
まずは映画糸のあらすじについて。
平成13年、北海道。13歳の高橋漣と園田葵は出会い、お互いに惹かれ合う。葵は養父から虐待されており、心身ともに深い傷を負っていた。漣は葵を守るために駆け落ちをするが、すぐに警察に見つかり離れ離れになってしまう。そして、そのまま葵は母親と共に引っ越していった。
平成21年、東京。漣は地元のチーズ工場で一生懸命に働きながらも、心のどこかで葵のことが忘れられずにいた。そんな時、友達の結婚式に出席するために訪れた町で、葵と運命的な再会を果たす。しかし、大人になった二人には、それぞれ自分が決めた歩むべき道があった。漣は北海道に戻り、葵は世界へと羽ばたいていった。
平成28年、シンガポール。漣と葵の道が再び交差しようとしていた。
引用
今作の主人公漣を演じるのは今ノリに乗っている俳優菅田将暉。
彼の作品としてはアルキメデスの大戦ぐらいしか見たことがなくて、なんか歌も演技もマルチでできる人ぐらいの認識しかなかったんですが、今作の彼はよかった。
いろいろ語りたいのですがそれは後程。
そんで今作のもう一人の主人公葵を演じるのは小松菜奈。
彼女の作品は渇きぐらいしかみたことがありませんでした。
あの作品からかなり成長されていて今作ではどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。
菅田将暉や小松菜奈意外にも今作では豪華キャストが出演しています。
まずは、葵と恋人になる水島を演じる斎藤工。
いや~、男の僕から観てもすごい色気があります。
昼顔を思い出します。
くそ~、葵がうらやましいぜ。
お次は漣の妻の香役を演じる榮倉奈々。
CMでガンの治療っぽいシーンがあるから途中で亡くなるのかなと思っていたら案の定・・・。
よく考えたら榮倉奈々主演の映画って見たことないことに気が付きました。
(ドラマはあるけど)
その他にもまだまだいます。
まずは漣の幼馴染役を演じる成田凌。
映画スマホをお落としただけなのにで見せたあの狂った演技を見せてくれた彼が今作でも連の相談役としていい味出してくれています。
そして葵の仕事仲間役に山本美月。
思えば桐島、部活やめるってよに出てきたスクールカースト上位を演じていた彼女も立派な女性になりましたね。
他にも二階堂ふみや松重豊、倍賞美津子などが出ています。
そんなこんなでかなり豪華なキャストを集めた今作の感想を書いていきます。
映画糸はこんな人におすすめ
この映画は登場人物にいかに感情移入できるかが重要だと思います。
なのでお勧めの人は、
・昭和の終盤及び平成のはじめらへんに生まれた人
・最近結婚して子供とかほしいなあと思っている人
逆にこんな人にはおすすめできません。
・過去の恋をずっと心に秘めているのなんてありえない、とか思っている人
平成元年生まれの僕からしたら登場人物たちに感情移入しまくりでした
主人公漣と葵は平成元年生まれ。
物語は彼らが12歳で出会ってから平成が終わる31歳までの軌跡が描かれます。
その過程を平成で起こった出来事に関連付けながら描いていきます。
そんなストーリーが同じ平成生まれの僕からしたらもう懐かしさ満点なんですよ。
劇中で大学生の葵が付き合っていた水島がリーマンショックのせいで行方をくらましたし描写や東日本大震災で自分の親族が無事で喜ぶシーンなど懐かしくて非常にノスタルジーを感じさせられました。
ああ、リーマンショックの時は僕も大学生で、新しいことにいろいろ挑戦できて楽しかったなあとか東日本大震災の時は自分の実家が岩手だったのですごく心配したことを思い出したりしました。
そんな昔の感情が思い起こされ、しかも劇中の人たちも同じ気持ちになっていたことが分かり余計に感情移入してしまいました。
なので彼ら(特に漣役の菅田将暉)が泣いている場面では僕も涙が出る出る(笑)。
もう、観ている間は僕も気分は菅田将暉演じる漣です(ファンの方すいません)。
涙腺崩壊のピークは榮倉奈々演じる香の死別と香の子供が描かれる過程
個人的な涙腺崩壊ポイントは、漣が香(榮倉奈々)と死別するところです。
えっ?
葵と結婚するんじゃないの?
と思われる人もいるかもしれませんが、葵と漣は中学の時に引き離されてそれぞれ違う道を歩みます。
お互い心の隅には、まだ気持ちがくすぶっていながらもそれぞれ別の人と恋愛していきます。
そんで漣が結婚したのは香。
そんで香は漣との子供を出産するもガンに冒されているいることが発覚し若くして亡くなってしまいます。
先の章でも書きましたが、もう自分の心は漣と同期しているので漣が泣いているのを見ると自分も涙が出てきてしまうんですよ。
しかも僕も妻を持ったばかりなので余計、シンパシーを感じてしまいました。
そして香が残した子供をすごく愛情をもって育てている漣君をみてまた号泣(笑)。
香が亡くなる前に、娘に泣いている人がいたら抱きしめてあげなさいという言っていたのをけなげに守っている姿を見てまた号泣(笑)。
もうここら辺は涙で画面がほとんど見えませんでした。
一方、葵サイドはそんなに感情を揺さぶられるポイントがなかった
漣側のストーリーは心揺さぶられまくって脱水症状になっていたのですが、葵サイドの物語はそれほど感情が揺さぶられませんでした。
というのも結構葵の方が自分があまり経験してこなかった人生を送っていたのであまり感情移入が出来ませんでした。
そもそも彼女は母親の恋人から暴力を振るわれ、大学に行きたいがお金がないので水商売を始めます。
その時に知り合った成金社長の水島と恋愛関係になります。
この時点でそんな波乱万丈な人生を送ってこずに普通に高校から大学に進学した僕としてはなかか感情移入しにくくなっていました。
そこから葵は水島に捨てられ、日本ではなく海外で活躍したいという想いからシンガポールに行き起業して成功しますが同僚(山本美月)に騙されて一文無しになります。
この時点でもう、なんか本当に映画の中のお話を観ている気がして何の感情移入も出来なかったです。
ただいろいろな人に騙され、人間関係に疲れた葵が故郷の北海道に戻り子供のときに食べた近所のおばちゃんのご飯を食べながら泣くシーンは感動できました。
仕事でいろいろ大変な目にあったときに故郷で母親の味を感じたらホッとするよなあと共感できたからです。
とまあ結局はその人に共感できるかどうかがこの映画で感動できるかできないかを分けています。
平成最後の日の漣と葵のくだりは蛇足としか感じられなかった
漣は妻と死別し子供と暮らしながらチーズ工場で懸命にチーズ作りに励みます。
一方、葵は恋人に逃げられ友人にも騙されてすべてを失います。
そして昔お世話になった近所のおばあちゃんのご飯を食べに、故郷に戻ります。
そんな二人が平成最後の日に出会うんですけど、まあなんかすごくそこらへんが強引なんですよね。
まあこっちからしたら、二人がくっついて終わりにしたいんだろうなあっていうのが見え見えなんですよ。
漣としては、葵が故郷に帰っていることはわからないはずなのになんでそんなことで帰ってきているってわかるの?
っていう不自然さがラストに目立ち始めてます。
それまですごく自然な流れで感情移入していたのに、なんか違和感を感じてしまいました。
完全に勢いで流れを作ろうとしていて蛇足だと思います。
というか糸という歌の趣旨に合ってないように思いました。
エンドクレジットで二人の結婚式の風景も流れるんですが、あれもなんかやりたいだけじゃないかな感が強かったです。
途中までめちゃくちゃ良かったのに最後流れが自然じゃなかったのが残念です。
まあ、それまでにかなり感情移入していたので不自然な流れで漣と葵がくっついてもうるっときてしまったんですがね(笑)。
小松菜奈が白すぎて日焼けしないか不安だった
映画の内容とは全く関係ないですが、シンガポールで葵が起業をして成功していくシーンがあったんですが小松菜奈の肌が白すぎてまじで日焼けしないか不安でした。
まあ日焼けしてなかったんでよかったですが(笑)。
というか今書いていて気づいたんですが、全く日焼けしてないのって逆に不自然ですよね。
まあこれも蛇足ですが(笑)。
ということでいろいろ書いてきましたが、30前後で最近結婚した人には是非見ていただきたい作品です。
まあ最後は少々強引でしたが感情移入出来ればすごく面白い作品です。
ということで今回はここまで!!
ではでは!!