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【ネタバレ注意】映画2分の1の魔法は無難な作りでさすがピクサーだなあと思ったよ~

どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。

今回は2分の1の魔法です。

なんかCMでスキマスイッチの全力少年が流れていて気になっていた作品です。

今作はコロナの影響で延期になってしまっていたのですが満を持して公開ということで初日に観てまいりました。

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2分の1の魔法ってどんな映画

まずはこの映画のあらすじから、

科学技術の進歩に伴い、この世から魔法という存在は徐々に消え去っていた。しかし、イアンという少年には、隠れた魔法の才能があった。心優しく家族思いだが、あまり物事がうまくいった試しがないイアン。そんな彼には、密かな夢があった。それは、自分が生まれる前に亡くなった父親に会うこと。そんな夢を叶えるべく、彼は16歳の誕生日の日にとある行動に出る。それは、母親が遺した魔法の杖で、父親をこの世に蘇らせること。24時間だけ父親を生き返らせる魔法を使ったイアンだったが、その魔法は残念ながら失敗。なんと、父親が半分だけの姿で復活してしまったのだ。諦めきれないイアンは、兄のバーリーと共に、父親を完全に蘇らせるための旅に出かける。

引用 

映画『2分の1の魔法』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし) | MIHOシネマ

 

今作は時間の都合上吹き替えを観てきました。

主人公イアンの声を担当しているのは志尊淳。

ドラマとかならよく見かけるのですが、声優としては果たしてどうなのか。

そしてイアンの兄バーリーの声を担当するのは城田優。

こちらも全く声優の実力派未知数。

ちなみに字幕版の声優はトム・ホランドとクリス・ブラット

とかなり豪華なキャストになっています(字幕版の方がよかったかな)。

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そして二人のお母さん役の声をハリセンボンの近藤春奈が担当。

映画を観終わってから近藤春奈が声を担当しているって知ったんですがマジで似てますね。

これが本当の顔採用ってやつですか。

エルフの母親じゃね~よ。

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久しぶりのピクサーアニメはどんな出来になっているんでしょうか。

 

家族の絆と最後まであきらめないことの大切さを描いたピクサーらしい映画

ストーリーは魔法が存在する世界が舞台になります。

しかし魔法は扱うのが難しく、だれでも扱える科学技術が発展したためみんな魔法の存在を信じなくなっていました。

そんな世界観の中で暮らしている主人公がエルフ族のイアンです。

このイアンがすごく内気なキャラなんですよね。

めちゃくちゃ自分の思っていることを表現できないんですよ。

友達を自分の誕生日パーティに誘うのが怖くてなかなか話しかけられなかったり、朝ご飯を食べようと思ってパン焼いていたら元気いっぱいで楽観的な兄貴にいろいろちょっかいを出されてなかなかご飯を食べられなかったり。

そんな感じで自分がやりたいと思っていることや思っていることを表現することが非常に苦手な人イアンに対して、兄のバーリーは自分の好きな魔法や歴史に熱中しておりそれをなんの恥ずかしさもなく人に発信しています。

例えば魔法の歴史的観点から重要な泉の遺跡が取り壊されることになるとその前に、一人で座り込んで取り壊しに反対と声を上げるぐらい魔法を愛しています。

そのぐらい自己主張が激しく自分が好きなことを好きなようにしているバーリーですが、弟のイアンに対してはこれでもかと自分の趣味を語ったりいたずらしたりと結構やりたい放題しています。

まあ、嫌な奴ではないですがちょっとうざいなあと思ってしまうようなキャラクターです。

そして結構変わり者でもあるのでイアンは兄をあまり人に紹介したくないとすら思っています。

そんな凸凹兄弟が亡くなった父親が残した魔法の杖を使って父親をよみがえらせようとします。

お父さんが遺言で杖と復活の呪文をイアンが16歳になったら二人に渡すように言ってあったのです。

まずは魔法オタクのバーリーが呪文を唱えても全く何も起こりません。

しかし、イアンが杖を持って呪文を唱えるとお父さんが半分蘇ります。

そうなんです、イアンには魔法の才能があったんです。

しかし下半身半分しかよみがえらすことが出来ず、しかも蘇りの呪文の効果は24時間後には消えてしまう。

完全によみがえらせるには魔法の石が必要なので、その石を探しに兄弟二人で旅立ちます。

その旅の中でイアンは魔法使いとしては半人前ながらも、バーリーの圧倒的知識のおかげで魔法がどんどん上達していきます。

 そんな感じでお互いを高め合っている二人ですが、旅の途中何度も衝突します。

基本的にバーリーは直感で動くので合理的なイアンとすぐに喧嘩してしまいます。

また旅の途中でイアンが本心ではバーリーのことを厄介者と思っていることが露呈してしまい二人の仲が悪くなってしまうという場面もあります。

しかし喧嘩をするたびにお互いの絆を深め合いそれが、イアンの魔法の上達という目に見える形で変わっていきます。

 そこら辺の描き方がピクサーらしくしっかりと丁寧に描かれています。

 

イアンにとってお父さん以上に大切な存在が誰かを気づかせてくれる過程がよかった

イアンはいつかお父さんといつか会いたいと願っています。

そして魔法を使ってお父さんを半分だけよみがえらせた際には、お父さんとやりたいことリストを作成しそれを実現させることを目標に冒険に挑みます。

しかし冒険も終盤になりそのリストを振り返ってみたら、あれ?大体はもうやっているぞということが分かります。

そのリストを一緒にやったのは父さんではなく、バーリーであることに気が付くのです。

ここら辺でうるっと来てしまいました。

今まで疎ましくさえ思っていたお兄さんが非常に重要であると再認識できたこのシーンはこの映画の中で一番重要なシーンだと思います。

お父さんも大事だけどいつも自分のそばに寄り添ってくれていた兄の方が今の自分にとっては一番大事だということが分かります。

そして最後、魔法が消える時間まで数分というところでイアンは手に入れた魔法の石を使って父を完全に復活させることに成功します。

少しずつ出来上がっていくお父さんの体。

しかし復活の石を守るドラゴンが目を覚ましイアンとバーリーに襲い掛かります。

そこでイアンは自分が犠牲となってドラゴンと戦いバーリーにお父さんと会ってしゃべるように促すのです。

結局ドラゴンを倒すも、イアンは復活したお父さんとはしゃべれずに時間がきてしまいお父さんは消滅してしまいます。

だけどバーリーは少しだけですがお父さんとしゃべることが出来ました。

そしてお父さんからイアンのことを愛していると伝えてくれと言われたことをバーリーがいいます。

僕は兄弟がいないので兄弟の絆みたいなものがあまりピンと来ないのですが、彼らを観ていると兄弟ほしかったなと感じさせられました。

まあ隣の芝生は青く見えるというやつですね。

 

地味に近藤春奈演じる母親がいい味出していた

この母親がなかなかいい味出しているんですよね。

彼女の日課はテレビを使ってビリーズブートキャンプみたいなことをやっていたり、ケンタウロスで警察官の恋人がいたりと結構充実した時間を過ごしています。

でも二人の子供イアントバーリーのこともしっかり愛しており、二人が危険になったときは命がけで守る気概も見してくれます。

しかし、声が近藤春奈なんてすごくビックリしました。

だってマジで似てるんですもん。

ただ劇中ではそれほど違和感なく聞けたので安心しました。

 

とまあいろいろ書いてきましたが、ピクサーらしくいろいろなことがまとまって作られた映画でした。

家族で観に行くにはちょうどいい作品だと思います。

 

ということで今回はここまで!!

ではでは!!