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【ネタバレありですわ】ジュラシック・ワールド/炎の王国 はホラー要素が新鮮だったけど,登場人物たちの無能さにはイラっときたよ~

どうも、窓際サラリーマンのよしくんです。

今夏の話題作、ジュラシック・ワールド/炎の王国 早速観てきましわ。

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第一作目が公開されてから早25年。

初めて一作目は観たときはまのすごく感動して、何回もビデオテープで観た記憶があります。

そんなシリーズも早5作目。

というかポスターのTレックス傷だらけやな。

なんか予告編を観る感じ、これまでのジュラシック・パークと違いなんか辛気くさいのでテイストが違うのかなあ、とか予想していたんですが...。

ということで早速書いていきますわ!!!

 

 

この映画をおすすめの人は?

この映画をお勧めの人はこんな人です。

ホラー要素のある映画が好きな人

恐竜大好きな人

家族で楽しめる映画を探している人

 

逆にこんな人は無理です。

はっ、恐竜なんて興味ないし

グロテスクな生き物とか苦手

 

それでは詳しく書いていきましょう。

 

ジュラシック・ワールド/炎の大国 までのシリーズの歩み

 巨匠スティーブン・スピルバーグが初めてジュラシック・パークを世に送り出してから早25年。

これまで4作のシリーズが製作されてきました。

まずは大富豪が最新の遺伝子工学で恐竜を現代に蘇らし、夢のテーマパークを作ろうとするが恐竜たちの暴走により一級パニック映画と化した一作目。

当時に出来る技術で出来る限りの映像を作り出しています。

子どもの時に観て軽いカルチャーショックを受けたのを今でも覚えています。

 

 そして第一作目から数年後。

人間の干渉がなくなった無法地帯の島に再度降り立った人間が、金儲けのために恐竜たちを持ち出そうとするが、上手くいかず再びパニックの陥る第二弾 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク。

恐竜を島から持ち出して、街中で暴れさせるっていうシーンは観ていてすごくわくわくしました。

 

 第二弾までの監督はスピルバーグだったのでちゃんとまとまっていたし、面白かった記憶しかないです。

そして、シリーズ最強を誇っていたTレックスがはじめて殺された第三弾。

正直この三弾はそんなに面白くなかったです。

物語も陳腐でありきたりだったし、作る必要性は全くないと僕は思います。

 

そんな取ってつけたような第三弾から14年。

なんだかんだでジュラシック・ワールドとしてパークを開業し、世界中の人たちを魅了させていた。しかし運営側はさらに観客を喜ばせようと、遺伝子操作で様々な動物のDNAを混合させ最強のハイブリット恐竜を作製していた…。っていうのが第四弾で今回の炎の王国に直接続くのが映画ジュラシック・ワールド。

 

 結局前作ではハイブリット恐竜のインドミナスレックスが暴走してパークは閉園に追い込まれてしまいます。

今回の炎の王国は閉園したパークがある島が火山の噴火によって恐竜たちが住めなくなってしまう、というところから始まります。

 

ストーリーの大枠はロスト・ワールドとほとんど同じだけど...

あらすじはこんな感じ

ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXの激しいバトルで崩壊した「ジュラシック・ワールド」があるイスラ・ヌブラル島の火山に、噴火の予兆が見られた。恐竜たちを見殺しにするのか、彼らを救うべきか。テーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と恐竜行動学の専門家であるオーウェン(クリス・プラット)は、悩みながらも恐竜救出を決意し島へ向かうが、火山が噴火してしまい……。

引用

解説・あらすじ - ジュラシック・ワールド/炎の王国 - 作品 - Yahoo!映画

今回は火山の噴火から恐竜たちを守ってくれと依頼された主人公。

何種類か島から助け出すことに成功したが、実は助け出された恐竜たちで金儲けをするという陰謀が渦巻いていた...。

とマジでシリーズ2作目のロスト・ワールドを彷彿させるストーリー。

主人公は前回と同様、クリス・プラット

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのスターロードでもおなじみ。

そしてヒロインは、ブライス・ダラス・ハワード。

今作でもエロく汗だくになって走りまわってます。

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 ただそこは制作側もちゃんと考えてました。最初は火山から恐竜を助けるというまさに冒険アドベンチャー、そして後半は大富豪の敷地で脱走した殺人恐竜から逃げるスリラー映画という全く違うテイストでストーリーを展開していました。

特に後半は遺伝子操作で殺傷能力を極限まで高めたインドミナスラプトルという恐竜から、薄暗い屋敷の中を逃げ惑うシーンがあります。このシーンはターミネーターを彷彿させます。

 

しかもこのインドラプトルもしつこい笑。

延々と追ってきていきなり飛び出してくるから、何回ビクッとさせられてか。

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とにかく登場人物たちが無能すぎてイライラが止まらなかった

今までこのジュラシック・パークシリーズを観ていてこんな感情にはなったことがなかったんですが、今作はなんかすごくイラっとしましたね。

何この危機管理能力の無い人達。

プロの傭兵がパキケファロサウルス(下の写真の恐竜)にぼこぼこにやられたり、

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ラプトルの生け捕りにするために島に行ったのに、あと一歩のところで逆上させて銃で撃ち殺そうとしたり、インドラプトルを作っていた研究所にはなぜか猛毒であるシアン化水素のガスが流れているパイプがあって恐竜たちの暴走でそれが壊れたりと...。

全くプロとしてちゃんと仕事をしている奴が一人もいない笑。

みんな隙だらけでどんどん殺されていって、なんか間抜けが自分のミスのせいで殺されていくのをただただ見せられている、そんな気分になりました。

というか恐竜を売るために島から持ち出すように命令した悪役も、もとからすごい金持ちの設定だし金がまだいるんか?って疑問を持たざるを得ませんでした。

とにかく感情移入が出来なかった。

今までのシリーズもノリ的には同じはずなのに、なぜか今作はすごくそういう雑な仕事ぶりにイライラさせられっぱなしでした。

一番腹が立ったのが、銃の照準があった相手をインドラプトルが狙うというしょうもない設定。

いやいや、銃で照準が合ってるなら撃っちゃえよ。

とあほな設定が多い気がしました。

なぜそこまで恐竜至上主義になれるのか?

今シリーズの登場人物は恐竜が大好きです。

そこまでは理解できるんですが、何分皆さん人命よりも恐竜を優先させているんですよね。

そんなに大事なの?

人は死んでも全然かまわないのに、恐竜は絶対殺したくない。

ラプトルとか何人も殺しているのに、みんな必死で守ろうとしている笑。

 

盛大なネタバレなんですが、ジュラシックパークを設立したメンバーの一人としてロックウッドというおじいちゃんとその孫でメイジーという子が出てきます。

しかしこのメイジー実はおじいちゃんが亡くなった自分の娘から作ったクローンということが公判で明らかになります。

それを聞いたメイジーはショックを受けます。実は自分はおじいちゃんの娘のクローンだったなんて。

そして自分の境遇と、同じクローンとして作られた恐竜たちを重ね合わせて最後屋敷につかまっていた恐竜を解放するんですよね。

いやいやいやいや

Tレックスとかも解放しちゃって、それで罪もない人が喰われたらどうすんねん!!

とマジでツッコミをいれたくなりました。

 

なんかメッセージ性があることはなんとなく分かるんだけど

この映画で言いたいことはすごく伝わってきました。

人間が創造した恐竜。

それらと人間はどう向き合っていけばいいのか?

手を差し伸べるべきか?

それとも自然にゆだねるべきか?

人間が作ったから、人間の好きに利用していいのか?

恐竜たちの自我は?

解放した恐竜たちの被害にあった人たちの補償は?

なんて考えたら恐竜たちは絶滅させるべきだろ、というのが僕の意見です。

まあここは議論の余地があるとは思いますが。

個人的にはこの映画のラストは、全く持って納得できないんですよね!!

 

そんな難しいことはあまり考えずに観るべき映画かもしれませんがね。

ということで今回はここまで!!!

ではでは!!