【ネタバレ注意】透明人間はエリザベス・モス演じる主人公の女の人の成長物語として面白かったよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回は透明人間という映画についてです。
僕の中では透明人間といえば、昔ケヴィン・ベーコン主演でインビジブルという映画を見たときのことを思い出します(詳しくは下記参照)。
映画『インビジブル』のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は? | MIHOシネマ
この映画は透明人間になった主人公が、暴走するのを周りが止めるという話だったのですが今回の透明人間はどんな話になるのか.
早速書いていきます.
透明人間ってどんな映画?
今作のあらすじをさくっと紹介.
セシリアは、強迫観念に囚われた恋人エイドリアンの束縛に苦しめられていた。ある日の夜、セシリアは意を決してセキュリティが張り巡らされた彼の豪邸から脱出することにした。セシリアの逃亡に気が付いたエイドリアンが凄まじい形相で追いかけてきたが、妹のエミリーの協力で何とか逃げ切ることに成功した。ほどなくして、セシリアの元に「エイドリアンが手首を切って自殺した。彼は貴方に500万ドルの遺産を残した」との一報が飛び込んできた。自由だけではなく、莫大な財産をも手にしたセシリアだったが、「エイドリアンは自殺するような人間ではない。彼ほどの優秀な科学者なら自殺を偽造するくらい容易なはずだ。彼は今もどこかで私を見張っているのではないか」という疑念に取り憑かれていた。
当初、セシリアの友人たちは彼女の疑念にまともに取り合おうとしなかったが、しばらくして、セシリアの周辺で怪奇現象が頻発するようになった。ここに至り、セシリアの疑念は「エイドリアンは何らかの方法で透明人間になり、私に復讐しようとしている」という確信に変わった。
今作の主人公は透明人間になる方ではなく、透明人間から逃げる方です。
透明人間と壮絶な戦いを繰り広げる主人公のセシリアを演じるのはエリザベス・モスです。
僕はこの女優を全然知らなかったのですが、今作で好きになりました。
今作における彼女の存在感がハンパなかったです。
詳しくは後程書いていきます。
今作では僕が知っている俳優がそんなに出てなかったのでそんなに紹介できないのですが、あえて紹介するのであればオルディス・ホッジ。
調べたらダイ・ハード3やジャック・リーチャーに出演しています.
どちらも観ましたが全然覚えていない(汗)。
そんな彼も今作ではセシリアをセバスチャンから匿う親友役で大活躍です。
ということで紹介もこれくらいにして早速内容について書いていきます。
この作品をおすすめ出来る人は?
この作品をおすすめ出来るの人は下記のような人です。
・エリザベス・モスの迫真の演技が観たい人
・主人公がスカッと悪にリベンジする映画が好きな人
・どんでん返しのストーリーが観たい人
・大きな音で観客を驚かすアメリカンスリラーが好きな人
逆にこんな人にはおすすめしません。
・大きい音が苦手な人
・怖いのが苦手な人
・透明人間?何それおいしいの?って人
ということで早速どんな映画か早速書いていきます。
透明人間からの被害を通して主人公の成長を描いた作品
今まで何回も映画の題材として選ばれてきた透明人間ですが、これまでの透明人間の主人公は透明人間になる側が本人でしたが今回は透明人間から被害を受ける側が主人公として物語は進んでいきます。
その主人公のセシリアを演じているエリザベス・モスがとても迫力のある演技をしてくれます。
それだけでも見る価値があります。
映画の序盤、セシリアは支配欲の塊のような恋人エイドリアンの家から逃げ出し、知り合いの家に匿ってもらいます。
その時は、またエイドリアンが自分の家に来るんではないかという強迫観念から外へ一歩も出れないほど弱っていました。
しかもその時のエリザベス・モスが目の下にくまらしきものも作って本当に弱っているように見えるんですよね。
よくここまで作りこめるな、と女優魂に感心しました。
そんな彼女にエイドリアンが死んだとの知らせが来ます。
その知らせを知ってホッとするセシリアですが、ここから恐怖のどん底に陥れられるわけなんですよね。
・誰もいないのに誰かの気配を感じる。
・勝手にキッチンのガスコンロが動く。
・自分の書いた覚えのないメールが勝手に妹に送られて、姉妹の仲を裂かれる。
・セシリアが話している相手が突然殴れられセシリアが殴ったと勘違いされる。
などなどです。
このような奇怪な出来事が次々と起ころセシリアは孤立し精神的に追い詰められていきます。
セシリアは、全ては死んだエイドリアンが透明になって私を陥れるためにやっていることで自分は全く悪くないと周りに主張するんですが全く信じてもらえないんですね。
それがさらに彼女の孤立を加速化させます。
そんな身も心もボロボロのセシリアを演じるエリザベス・モスがすごく役に入る混んでいるんですよね。
まさに憑依しているといっても過言じゃないくらいです。
そんなセシリアを観ているとマジで不憫な気持ちになります。
こういう風に感情移入が出来るのもエリザベス・モスの実力だと思います。
だってこの役をアン・ハサウェイやマーゴット・ロビーがやってもこんなに感情移入出来なかったと思うんですよ(笑)。
彼女らが演じいたら、なんか作りものって感じがしていたと思います。
そこがエリザベス・モスの凄さだと思います。
そしてだれも信じてくれないなら自分で証拠をつかんでやるとエイドリアンの住んでいた家に戻ることにしたセシリア。
そこで着た人が透明になれるスーツを発見します。
そのスーツを自分のクローゼットに隠します(透明人間になれるスーツは二つある)。
これで自分が正しいと実証できると確信したセシリアは妹にこのことを話そうとレストランに呼び出します。
そこでスーツのことを話そうとした瞬間にナイフがいきなり宙を浮き、妹ののどを引き裂いたかと思ったらそのナイフがセシリアの手の上に落ちるのでした。
ここでのエリザベス・モスの演技もよかったですね。
突然の妹の死で呆然としてしまうセシリア。
何度も言っていますがその演技力には脱帽です。
妹の殺人の容疑で精神病院に収監されたセシリアは自分が妊娠していることを知ります。
ここからセシリアの反撃が始まります。
女性は子供が出来ると人が変わるとよく聞くんですが、まさに
エイドリアンの子供を産むぐらいなら死んでやると盗んだペンで自殺を図ったところに透明人間が現れます。
透明人間が現れるのを待っていたセシリアは、持っていたペンで透明人間を刺しまくります。
怪我を負った透明人間は、抵抗するならセシリア本人ではなくセシリアの周りの人をどんどん殺していくといって友人を狙い始めます。
これはまずいと思ったセシリアは精神病院を脱走して、友人を襲っている透明人間を銃で射殺します。
そして死んだ透明人間のスーツをはずすとエイドリアンじゃない!!!
スーツを着ていたのはエイドリアンの兄でエイドリアン本人は家の地下に監禁されていました。
しかしセシリアはこれを全く信じません。
エイドリアンが兄を犯人に仕立て上げただけだと主張して、エイドリアンに会いにいって自白させると主張します。
もうここからは、セシリアの攻撃のターンです。
そこには序盤のエイドリアンにおびえていたセシリアの恐怖が全くなく、むしろこちらから攻撃をしかけるぞという前向きな気持ちが感じ取れました。
結局、エイドリアンの家で会うことにしたセシリアはクローゼットに隠していたスーツを使って、妹が殺されたのと同じ方法でエイドリアンを殺害します。
このときの彼女の顔はもう序盤の恐怖におびえる顔ではなく、なんかやり切ったぜという感じの顔をしてエイドリアンの家から出ていくところで物語は終わります。
ここまで物語の概要を書いてきましたが、この映画ではパワハラ旦那に追い詰められたセシリアが自ら恐怖の存在を倒すことで自由を勝ち取る、という過程を描いた映画だと私は感じました。
そしてエリザベス・モスは見事にその心情を表現できておりそれだけでもこの映画を見る価値があります。
それに加えて今作のストーリーが二転三転するので、どうなるか最後予想出来ないところも見どころの一つです。
ビクッとさせられる演出が満載
大体アメリカのスリラー映画って大きい効果音といきなり画面に画面にモンスターや敵を映して観客をビックリさせます。
本作もその手法をフルに使っています。
そして分かっていても驚かされまうんですよね(笑)。
それに加えて本作では非常に重苦しい音を映画の効果音として使っておりそれが恐怖を助長してきます。
そういう演出が好きな人にはこの映画はおすすめです。
しかしこういう演出が嫌いな人にはこの映画はおすすめできません。
透明人間の魅力は描写の解釈がひとつだけではないこと
ここまで透明人間のストーリーの概略を説明してきましたが、この映画は人によって違う解釈を行うことが出来る点も魅力の一つになっています。
というのも映画の終盤、セシリアは本物のエイドリアンは家の地下に監禁されていたという情報を信じずにエイドリアンを殺しにいきます。
しかし、エイドリアンが本当に黒幕だったかどうか判断できるシーンが描かれていないんですよ。
ということは本当にエイドリアンは監禁されていたのかもしれないんですよね。
もちろん、セシリアの予想通りエイドリアンがすべての黒幕である可能性もあります。
まあ決定的な証拠がないのでどちらかは分からないんですが、僕はセシリアの予想通りエイドリアンがすべての犯行の黒幕だったと思います。
というかあのセシリアの最後の満足気な表情を観たらそうであってほしいと願っている自分がいます。
そこら辺を友達と議論できるのもこの映画の見どころです。
今回は透明人間について書いてきましたが。僕的には満足できる内容でした。
スリラー映画が好きな人にはおすすめできる作品です。
ということで今回はここまで!!
ではでは!!
【ネタバレ注意】一度も撃ってませんは石橋蓮司の家でのくたびれた感がすごく出ていてよかったよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回は一度も撃ってませんですね。
全く前情報を得ずに見に行ったのですが、なかなか僕がこれまで観てきた映画とは方向性が異なった作品になっていました。
そこら辺も含めてネタバレ感想を書いていこうと思います。
一度も撃っていませんってどんな映画?
今作のあらすじはこちらになります。
市川進は悩んでいた。彼は長年作家として活動していたのだが、既に彼の作風は時代遅れとされ、原稿が全く売れなかったのだ。一見、うだつの上がらないダメ男に見える彼だが、実は彼にはもう一つの顔があった。何と、彼は裏社会では知らぬ者はいない、伝説のサイレントキラーだったのだ。しかし、彼は一風変わった殺し屋だった。実は、これまで彼は一度も人を撃ったことがなかったのである。サイレントキラーと言っても、彼はこれまで旧友の石田からの依頼でターゲットの行動を調べ上げていただけなのだ。しかし、そんな石田が中国系のヒットマンに命を狙われてしまう。そして、その毒牙が市川にも向いてしまったのだ。これまで一度も人を撃ったことがないサイレントキラーは、果たしてどう立ち向かうのか。
引用
この作品には日本の映画界を代表する俳優たちが出演しています。
まずはこの作品の主人公で、うだつの上がらない作家市川を演じているのは、石橋蓮司になります。
本人はもう78歳らしいです。
ええ歳のおじいちゃんですわね。
この人の代表作何って聞かれてもあんまり分からないんですが、結構な作品に出演されています。
アウトレイジとかキングダムとか。
出演作多すぎるので、調べたい人は調べてください(適当)。
市川の50年来の友達で、元検事の弁護士を演じるのは岸辺一徳です。
僕の中では、ドラマ相棒シリーズとかドクターXの印象が強いですが、こちらもいろいろな作品に出でいますね。
主人公市川の妻役は大楠道代が演じています。
この人の作品については観たことがないんですよねえ...。
そしてこちらも市川の50年来の友人で元ミュージカル女優の役を桃井かおりが演じています。
桃井かおりが演技をしているのを久しぶりに見た気がします。
ここまで結構年齢が高めな俳優ばっかり紹介してきましたが、結構若い俳優も出てきます。
例えば妻夫木聡。
いきなり妻夫木聡が出てきた時は面喰いましたね。
こんな若い俳優も起用するんだって(笑)。
しかも本当の殺し屋役で出てきます。
そんでさらっと井上真央も出演しています。
少しおバカな看護師役です。
こちらもかなり久しぶりに見ましたね。
最初に出てきた時はあれ?井上真央かなってわからなかったですが、
よく見たら井上真央じゃんって気づいたときは少しうれしかったですね。
ということでかなり有名な俳優たちがどのような物語を奏でたのか、早速書いていきます。
なんとも言えない脱力感が映画の中に漂っている
まあ全体的にゆるーい感じで映画が進んでいきます。
売れない作家をしている市川は、めちゃくちゃくたびれた生活をしています。
うーん、
というか市川の表の顔、特に家にいるときの市川は本当にくたびれて見えました。
妻に隠れて殺し屋の小説を書いているんですが、妻に隠し事をしながら書いているせいかすごくおどおどしていて何か疲れているように見えたんですよね。
そこら辺が石橋蓮司が味のある雰囲気で演技をしているんですよね。
もうなんか家出朝ごはんを食べているシーンがあって、市川が妻におどおどしすぎて何言ってるのか分からないんですよね。
そのもぞもぞ感がなんともいえないんですよね。
そんな市川も夜になると雰囲気出して街に繰り出します。
そして殺しの依頼を受けて、知り合いの殺し屋にターゲットを殺してもらいます。そしてその時の感情や行動を聞き出して、小説にしています。
しかしそうして書いた小説を出版社にもっていっても面白くないと突っ返されてしまいます。
まあそこら辺もすべて緩く、コメディタッチで描かれているので重い空気にはならないんですがあんまり緩すぎてノリについていけなかったんですよね。
あれ、この物語すすんでるのか?って困惑してしまうほどなんかゆるかったので正直このノリは僕には合わないなと思いました。
この映画で一番心が動いたのは井上真央が登場した場面です
この映画で一番心が躍ったシーンは井上真央が出てきたシーンです。
なんかあれっ?これ井上真央じゃね?ってなっておおお~!!懐かしい、
と思ったんですよね。
えっ?そこが一番心が躍ったシーンだって。
他は何もないの?って思う人もいるかもしれません。
はい、どこも心が躍りませんでした。
なんかどこのシーンも起伏がなさすぎるんですよね。
あと石橋蓮司もやたらアップになるんで特に彼になんの思いれもない僕としては何も感情が湧かないんですし。
まあ、でも結構他の観客たちは笑っている人がいたので好きな人は好きなんでしょうね。
井上真央が演じる看護婦がシングルマザーでしかも、殺し屋である妻夫木聡といい感じになっているところに主人公の市川が場違い感をプンプン出しながらいる場面は少し和みました。
まあいろいろ書いてきたけどそんなに面白くなかったです
まあいろいろ書いてきたんですが結論はそんなに面白くなかったんですよね。
でなんで面白くなかったのって言われるとあまりはっきりしない。
なんか普通だったら第一線から引いている年齢の石橋蓮司や桃井かおりや岸部一徳とかが物語の中心なんですけどこれといってなんかやるわけではないんですよね。
まあ大体殺しをやっているのは主人公市川が依頼する今西(妻夫木聡が演じてます)っていうヒットマンですし。
そんなこんなやっていると中国マフィアから市川を殺すようにヒットマンが派遣されるんですがそのヒットマンも実は市川と同じように人を殺したことがないというオチでした。
そこら辺もなあ、もっと勢いがあったら笑えたんですが正直笑いのツボが全然合わないなあという印象でした。
まあでも好きな人は好きかもよ!!(適当)
ということで今回はここまで!!
ではでは!!
【ネタバレ注意】ランボー ラスト・ブラッドはシルベスター・スタローンの意気込みが感じられてよかったよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はランボーの最新作ランボー ラスト・ブラッドについて書いていきます。
ラスト・ブラッドって言っているくらいだからもうこれが最後になるのでしょうか。
というか主演のシルベスター・スタローンは齢74なのにまだアクション映画やるんか...。
まじでとんでもねえ爺さんだぜ。
そんなシルベスター・スタローンの意気込みをこの目に焼き付けるために観てきましたので早速書いていきます。
ランボー ラスト・ブラッドってどんな映画?
それではランボー ラスト・ブラッドのあらすじを紹介します。
かつて、ベトナム戦争で戦士として死地を駆け抜けてきたジョン・ランボー。彼はベトナムから帰還しても尚、数多くの戦争に巻き込まれてきた。ベトナム戦争での悪夢は、戦争から何十年と経った今でも、彼を苦しめ続けた。アメリカに戻ったランボーは、なんとか傷を癒そうと古くからの友人であるマリア、そして彼女の孫娘であるガブリエラと穏やかな日々を過ごしていた。しかし、そんな穏やかな日々は突如として打ち砕かれることになる。なんと、ガブリエラが人身売買カルテルに拉致されてしまったのだ。彼女を取り戻すべく、ランボーは再び戦場へと立ち戻る。かつてベトナム戦争で身につけた全ての技を使って、自分の幸せを壊そうとした敵に襲いかかる。
いやあ、あのランボーに家族ができているなんて。
なんか、ターミネーターの最新作でシュワちゃんが家族を作っていたのと同じ展開ですが(笑)。
やはり人間、老いると孤独が耐えられなくなってしまうんですかね。
そんなランボーを演じるのは我らがシルベスター・スタローン。
代表作はロッキーシリーズとランボーシリーズ。
もう74歳のおじいさんなのに今作ではかなりハードなアクションを見せてくれます。
こんな爺さんおったらマジでやばいっしょ。
1982年から始まったランボーシリーズももう今年で40年近くになります。
最初に観たあの警官隊に包囲されながらもゲリラ戦で戦うランボーの姿は幼少期の僕の心を鷲掴みにしたのを今でも覚えています。
ロッキーしかりランボーしかり何作続けるねん(笑)。
と突っ込んでしまいたくなりますが。
自分が生まれてくる前からシルベスター・スタローンはランボーやってるなんて相当思いいれがあるんでしょうね。
そんなランボー ラスト・ブラッドに関して書いていきます。
今作はファンのための映画
今作をおすすめ出来るのは、往年のランボー映画を観てきた人です。
またはシルベスター・スタローンのファンの方かなあ。
そしておすすめ出来ないのはグロが苦手な人、シルベスター・スタローンなんて
興味ないねって人です。
そんな人はこの作品を観てもたぶん、いい気持ちはしないのではないでしょうか。
70歳のおじいちゃんとは思えないアクション
ランボーシリーズの5作目です。
というか4作目を作ったときすでに60歳いってました。
4作目も観たときもどんだけすごいアクションをするんだと驚愕したのを覚えています。
それから12年経ってまたやるって言うんですから、本当のこのおやじは化け物ですわ。
今作では、ランボーは大切な孫娘(血はつながってない)をメキシコのカルテルに攫われてしまいます。
一人単身で探しにいったランボーは何も準備せずに突っ込んでカルテルの連中にリンチにあってしまいます。
もうここだけ見ても本当に痛々しいです。
70歳のじいさんがリンチされるなんて誰が想像しますか。
それで息も絶え絶えになりながらもカルテルにリベンジを誓います。
その姿を観ているだけでなんか胸にぐっとくるものがあるんですよね。
そして70歳とは思えない動きでカルテルの連中をどんどんなぎ倒していきます。
まあアクション映画としてみると一見普通かなとおもってしまうんですが、これをシルベスター・スタローンがやっていると思うと何か違う感情が湧き上がってくるんですよね。
たぶん同じ映画はドウェイン・ジョンソンとかジェイソン・ステイサムとかでも簡単にできてしまうんですが、なんか違うんですよ。
結局、孫娘はカルテルの連中に薬付けにされて死んでしまいランボーはなぜ自分ではなく自分の周りの人が先に死んでいくのかと悲しみに暮れてしまいます。
ランボーはベトナム戦争で共に戦った戦友をすべて亡くし、上官も亡くしやっと手に入れた家族まで奪われてしまいます。
そこであのシルベスター・スタローンの哀愁に漂った顔がまた悲しさややるせなさを助長してくれます。
もともとシルベスター・スタローンってそんなに表情が豊かではないのでこういう何か闇を抱えていて無口な役がすごく合っていると個人的には思います。
まあこれはランボーシリーズにある程度思い入れのある人にしかわからない気持ちのような気がしますが。
とりあえず70歳とは思えない動きで敵をどんどん殺していく姿は圧巻の一言です。
ほんまにロッキーといいランボーといい体を酷使しすぎですわ。
カタルシスを感じられるところがいい
今作では前半はランボーの孫娘が攫われて死んでしまうまで、後半は怒り狂ったランボーがリベンジするというシンプルな構成になっています。
まあこの孫娘をさらったカルテルの連中ってのがこれまた外道の集まりでね、マジで観ていて嫌悪感しか感じないやつらなんですよね。
今どきこんな男尊女卑のクソ野郎なんて存在するんかって疑いたくなるようなやつらです。
そんな人間のクズみたいなやつらにもやもやさせられたいるところを愛する人を蹂躙されたランボーが反撃にでてどんどんなぎ倒していく様を観ていて非常にカタルシスを感じました。
後半で前半のもやもやを解消していくという感じです。
しかも倒し方は自分の家を改造して、カルテルの連中が攻めてくるのを待ち構えるというまさかのホームアローン戦法をとります。
しかもいちいち痛そうなトラップを自作して、敵を迎えうちます。
そしてグロい演出で敵を殺していくのもランボーシリーズお得意の描写です。
最後の敵なんて腕と足を弓矢で壁に串刺しにして動けないところをナイフを使って心臓をもぎ取るという荒業でフィニッシュしてしまいます。
正直、観終わった後はかなりすっきりしました。
まあグロいのが嫌いな人にとっては見ない方がいい映画ですが、前半のもやもやを解消できた僕にとっては普通に楽しめました。
とまあいろいろ書いてきましたが、今作は往年のファンのための作品であると僕は感じました。
たぶんランボーに思い入れがない人はそんなに見ても面白くないのではないかな?
ということでいろいろ書いてきましたが今回はここまで!!
ではでは!!
【ネタバレ注意】エジソンズ・ゲームはエジソンの偏屈さを描いていてよかったんでだけどここぞという盛り上がりには欠けたと思うよ~
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はエジソンズゲームです。
天才発明家エジソンと電力の供給を争った実業家ウエスティングハウスの対決を描く今作。
鑑賞してまいりましたので早速感想を書いていきます。
エジソンズ・ゲームってどんな映画?
本編を書いていく前にあらすじについて説明していきます。
19世紀のアメリカ。当時、世界の科学技術は変革の時を迎えていた。そんな変革期を牽引したのが、天才発明家として、その後世に名を残すこととなるトーマス・エジソンである。白熱電球の事業化という偉業を成し遂げたエジソンは、最早国の至宝と呼ぶべき人物になっていた。しかし、そんなエジソンは実に傲慢な人物だった。ホワイトハウスからの仕事も無視をするという肝の座ったエジソンだったが、そんな頃とあるニュースが世間を賑やかせる。それは、実業家のウェスティングハウスが交流式送電の実演会を成功させたというものだった。そのニュースが気に食わなかったエジソンは、世間をうまく誘導してネガティブキャンペーンを開始する。そして、後世に語り継ぐビジネスバトルが幕を開けるのだった。
誰でもその名を一度は聞いたことがある発明家エジソン。
しかしこの映画では彼は発明王というよりも、傲慢で目的のためなら手段をいとわない人間として描かれています。
演じるのはベネディクト・カンバーバッチ。
アベンジャーズでドクター・ストレンジを演じた彼がエジソンを熱演します。
なんか彼は一癖ある天才の役をやっていることが多いですね。
そして今作でエジソンの敵役ウェスティングハウスにはマイケル・シャノン。
マン・オブ・スティールやシェイプ・オブ・ウォーターなどに話題作にどんどん出ている俳優さんですね。
なんか僕の中では悪役を演じていることが多いかれですが今回はいい人役で登場です。
そしてエジソンの助手役をトム・ホランドが演じています。
カンバーバッチとはアベンジャーズ以来の共演ですね。
ファンにはたまらないツーショットになっています。
また若き天才ニコラ・テスラ役をニコラス・ホルトが演じています。
Xメンでビーストを演じていたあのイケメン俳優ですね。
またウエスティングハウスの妻役にはキャサリン・ウォーターストーンが演じています。
最近だとファンタスティックビーストなんかに出ている女優ですね。
もう40歳にいっているというのに驚きです。
ということでかなり演技派の俳優たちを集めているエジソンズゲームですが果たしてどんな感じの映画になっているのか。
早速鑑賞してまいりましたわ。
ベネディクト・カンバーバッチはこういう偉人をやらせたらなんでも当たりますな
僕が思い描いている発明王のエジソンは1%のひらめきと99%の努力なんて言葉を残しているぐらい努力家で偉大な発明をいろいろ残してきた人格者でした。
それが本作のエジソンは想像以上にクソ野郎として描かれていたのでまずはそこに面喰ってしまいました。
まず傲慢でなんでもできると思っているし、他人の約束なんかは簡単に破るし嘘も平気でつく。
すでにかなり多くの発明をしていたのでもう天狗だったんでしょうね。
そんなハナにつく役をカンバーバッチがすごくいい感じに演じてくれています。
そういえばアベンジャーズのドクター・ストレンジもこんな感じでハナにつくやつじゃなかったかなと思った人は少なくないはず。
なのでエジソンはそんなに人徳者ではなかったよってこの映画は私たちに教えてくれます。
でも逆にその方が人間らしくてまあ自然といえば自然かもしれませんが。
でもこんな人間くさいエジソンが僕は好きになりました。
人なんて自分の都合にいいように物事を解釈したくなる時もあるし嘘だってつきたくなる。
そんな自分の欲求に非常に正直に生きているエジソンは、何か共感を持てるというか
「そうだよね、きれいごとだけじゃ生きていけないよね」という僕の心の中のもやもやをすごく体現してくれているような気がして、どうしても嫌いにはなれなかったです.
彼の妻が物語の途中で亡くなるんですが、亡くなった妻の声をずっと聴いていたいがために蓄音機で記録した音声をエジソンが聞く姿は哀愁が漂いて過ぎて涙腺がうるっときてしまいました。
といっても直にあったらマジで嫌いになるんでしょうけど(笑)。
逆にエジソンの敵となるウエスティングハウスがいい子ちゃんすぎてあんまり感情移入出来なかったです。
エジソンが自身の発明である直流を推すために、ウエスティングハウスが推している交流のネガティブキャンペーンを仕掛けてくるのですが技術で自分の方が優れているとわかって入ればそれでいい、といってエジソンを無視します。
まあ実際に交流の方が優れていたのでウエスティングハウスが優勢で電気の覇権をめぐる戦いは進んでいくんですが何か盛り上がりにかけるんですよね。
もう少し、感情むき出しで戦ってほしいなあ、と思ってしまいましたね。
最終的には、エジソンが処刑用の電気椅子を交流電源で作らせたことに腹を立てて反撃に出るんですがそれもほとんど後半なのでなんかなあって感じで終わってしまいましたね。
テスラのチョイ役感が悲しかった
この映画ではもう一人の天才テスラが登場します。
彼は最初、エジソンの会社に就職したんですが交流を推していたテスラはエジソンの会社で冷遇され数か月で会社を出ていきます。
その後、同じ交流押しのウェスティングハウス側について研究開発に精進していき交流での電力供給に大きくかかわっていくのですがなんかちょい役感が出すぎていたのでもう少しスポットを当ててほしかったです。
なんかうだつの上がらない可哀そうな人感をすごく出しすぎて作っていたのが鼻につきましたね。
そしてテスラと打って変わっていい感じの目立っていたのが、トム・ホランド演じるサミュエル・インサル。
エジソンの秘書役ですが自身の意見をしっかりとエジソンに伝えるなど結構ハートが強いということを示す場面が何個か出てきます。
彼も確かにいいけどもう少しテスラの出番を増やしてほしかった・・・。
後半の盛り上がりに欠けてしまった
題名にも書いたんですが、なんか物語の盛り上がりに欠けたんですよね。
エジソンとウェスティングハウスの電気戦争なのでもっとお互いをどんどん攻撃して盛り上がるかと思いきや、なんかエジソンが一方的にウェスティングハウスを目の敵にしてネガティブキャンペーンを仕掛けまくるんですが最後は堪忍袋の緒が切れたウエスティングハウスの反撃にやられてしまいます。
今回ウエスティングハウスが全然おとなしすぎる、というかいい人すぎて全然そういう戦いの面で盛り上がらないんですよね。
まあ実際の史実を忠実に再現しているって言われてしまえばそれまでですが。
前半というか途中までは、エジソンは最愛の妻を亡くしウエスティングハウスは最大の友をなくしお互いに引くに引けなくなっていく過程みたいなのが描かれるんですが最後の詰めというか決着の描写が質素の描かれれていてつまらないと思ってしまいましたね。
最終的のどっちが勝ったのかは最後のクレジットで交流が勝ったって流れるだけでしたしね。
えっ?これで終わりですか?
みたいなね。
ということでエジソンズゲームを書いてきましたが少し宣伝文句から考えると退屈な作品だなあと思われる可能性のある作品になっておりますので悪しからず。
ということで今回はこれまで!!
ではでは!!
【ネタバレしちゃうと】ドクター・ドリトルはロバート・ダウニー・Jr.が出ていてファミリー映画の王道と言う感じで面白かったけども…
どうも、しがないサラリーマンのよしくんです。
今回はドクター・ドリトルにかんして書いていこうと思います。
アベンジャーズ以来の映画となったロバート・ダウニー・Jr.が出演とあって見逃す訳にはいきません。
ということで感想とネタバレを書いていきますよ。
ドクター・ドリトルってどんな映画?
まずはドクター・ドリトルってどんな映画って所から書いていきます。
ドクター・ドリトルは名医ではあるものの、変わり者のため周囲の人間から浮いた生活を送っていた。そんな彼の特技は、動物達と話ができること。ドリトルは、人里から離れた場所で動物達と暮らしていた。しかし、そんな時、ドリトルの耳にまだ年若い女王が病に倒れたというニュースが飛び込んできた。そんな彼女を救うべく、唯一の治療法を求めてドリトルは仲間と旅に出る。その仲間とは、なんと、オウムにゴリラ!?彼らが目指すのは、伝説の島。そして、その旅の途中で、謎に包まれていたドリトルの過去や国全体を巻き込む陰謀など、衝撃の事実が次々と明らかになっていく。果たしてドリトルは、仲間達と共に国と女王を救うことができるのか。
このドクター・ドリトルなんですが映画化したのは今回が初めてではありません。
1998年にエディ・マーフィ主演で映画化しています。
1998年版は原作とは違いサンフランシスコがメインになっています。
当時エディ・マーフィにハマっていた僕としてはお気に入りの映画の一つでした。
それからかれこれ22年も経って再度映画化となりました。
主演はエディ・マーフィからいまもっともハリウッドで稼いでいるロバート・ダウ二ー・Jr.に交代です。
この少しクセのある顔がファミリー映画にぴったりなんでしょうね。
そして映画を観ているだけでは分からなかったのですが動物たちを演じている俳優も有名人どころが揃っているみたいです。
まずはオウムのポリーにエマ・トンプソン。
ハリーポッターシリーズやメンインブラックなどに出演しています。
そしてゴリラのチーチーにラミ・マレック。ボヘミアンラブソディで大ブレイクしましたね。
彼が敵役で出ている007の最新作が秋に公開するのでこちらも待ち遠しいです。
犬のジップにはトム・ホランドとかなり豪華な布陣になっています。
まあ言われるまで全く分からなかったのですがね。
というか見る前にここらへんは予習をしていった方がいいかもしれません。
特にトム・ホランドとはアベンジャーズ以来の共演でいろいろ胸が熱くなるところがあります。
そしてドリトルを食べたがっているトラのバリーの声にはレイフ・ファインズが吹き替えをやっています。
007のM役やハリーポッターのヴォルデモート役でおなじみの名俳優ですね。
とまあ22年ぶりのドクター・ドリトルがどんな仕上がりになっているのか早速確認してきたので書いていきますね。
あっさり系のファミリームービーに仕上がってました
この映画をお勧めできるのはやはりファミリーで映画を観に行く人ですね。
その理由について書いていきます。
動物の言葉を喋れるドクター・ドリトルは人間を避けて生活をしていました。
それはかつて愛した人を失い心が傷ついてしまったことが原因です。
そして彼は2度と同じ思いをしたくないと言わんばかりに人との交流を避けて動物たちと彼の病院でひっそりと暮していたのです。
そんな彼のもとを訪れる2人の若者から本作の物語はスタートしていきます。
やはり本作の見どころは、心に傷をおった偏屈な医者を見事に演じているロバート・ダウニー・Jr.に尽きると思います。
本当にこのおっさんはこういう役似合うんですよね。
そして彼と共に生活しているいろいろな動物たちとの掛け合いが非常にコミカルに描かれていました。
白熊にクセに冷え性のヨシや見た目は怖そうなのに非常に臆病なゴリラのチーチーなどたくさんの個性的な仲間たちがたくさん出てきます。
そして彼らは彼らなりに悩みや傷を抱えています。
人間に狙われて住むところを追われたり、仲間と違う点を指摘されて仲間外れにされたりと各々が抱えている問題は千差万別です。
そんな彼らとドクター・ドリトルは女王陛下の病気を治すために、どんな病気でも直す幻の果実があるという伝説の島に出発します。その過程でドリトル先生を慕う少年トミー・スタビンスを受け入れるなどして徐々に心を開いていき、死に別れた愛する妻のお父さんである海賊王ラソーリの助けを借りながら伝説の島に辿り着きます。
そして彼は自分が愛する妻の死を受け入れるとともに彼が関わっていく人や動物たちも各々の困難に立ち向かい克服する過程が描かれています。
特にドリトルの妻のお父さんである漢族王のラソーリは妻が死んだのはドリトルのせいだとして彼を最初殺そうとします。
しかし、妻が生きていたらドリトルを応援しているだろうということに気が付き彼女の死と向き合うことでドリトルを助けることを選びます。
ここは少し涙腺が潤みましたね。
う〜ん、まあこんな感じで物語自体は超王道なんですよね。
なのですごく観やすいし展開ももポンポン進んでいくから飽きないで見ることができます。
だから子供も飽きずにみることが出来ます。
なのでファミリーで映画を観にいこうと考えている方にはお勧めです。
しかしなぜか30過ぎのおっさんにはハマらなかった
ここまで書いてきたようにストーリーも王道で、テンポもよくて自分もこういう映画は好きだったはずなんですがなぜか今作はまったくハマりませんでした。
う~ん、というかこの映画はあえていうなら無難すぎるんですよね。
展開もあれよあれよと進んでいくのであんまりハラハラ感がないです。
あっさりしすぎているんですよね。
最近はアベンジャーズとかかなり作り込まれていて上映時間も長いやつに慣れてしまったからこういう感想を持つのかもしれないですが。
特に思ったのが伝説の島についてからすべての病を治せる果実をゲットするのですがそこからすぐに女王様が寝ている宮殿まで帰ってくるシーンになってしまうところです。
あんなに苦労して伝説の島まで行ったのに帰りは妙にあっさりだなあ、と拍子抜けしてしまいました。
また女王が生き返るシーンも果実を絞ってそのエキスを飲ませるだけで生き返るってどんなやねん!!とツッコミを入れたくなってしまいました。
ラストの展開がすごく雑なんですよね。
もう少し余韻に浸らせてよって。
少しすさんだおじさんには納得のできない展開がこのように多々ありましたね。
なんというか結論だけあればその過程はどうでもいいという風に感じさせられる映画だったかなあと思います。
そこら辺の丁寧さにかけると感じました。
少し子供向けに作りすぎではないかなと感じた人も少なくないはず。
その点、最近見たバックトゥザフューチャーは細かいところまで作り込まれていて無駄が何もない映画だなあと比較してしまいます。
思い出補正が入っているかもしれませんがね...。
ということでいろいろ書いてきましたがファミリーで観るにはいい映画だと思います。
ただし、30代のおっさんが一人で観るには物足りないです映画になっています。
ということでいろいろ書いてきましたが参考になればと思います。
ではでは!!